新井ゆたかの発言 (農林水産委員会)

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○新井政府参考人 お答え申し上げます。
 まず、水際対策についてでございます。
 アフリカ豚熱、平成三十年八月の中国での発生以来、アジア諸国での感染が相次いでおります。直近でも二月にマレーシアで新しく発見されたということでございます。中国も、若干下火ではございましたけれども、また先月、新たに六件の発生ということでございます。韓国におきましては、農場での発生は抑止されておりますが、野生イノシシの感染が相次いでいるということでございまして、日本への侵入リスクは依然として高い状況にございます。
 水際対策につきましては、改正家畜伝染病予防法を昨年七月一日に施行いたしました。この中で、罰則の強化、携行品に対します質問・検査権限、それから畜産物の廃棄権限ということで、水際の権限を強化していただきました。
 それとともに体制強化というのもしております。ここ五年間で家畜防疫官を八十九名増員した、それから、検疫探知犬につきましては、令和二年度当初は五十三頭でございましたが、令和二年度末、この三月には百四十頭ということで、大幅に増強いたしました。これによりまして、地方空港も含めまして、アジア諸国からの到着便への対応の体制の強化というのを図っているところでございます。
 それから、関係省庁一体となりました在外公館、航空会社、現地のカウンターでの注意喚起というのも引き続き行っていきたいと思っております。
 現在は外国人の入国は制限されているという中ではございますが、緊張感を持って対応してまいりたいというふうに考えております。
 それから、アフリカ豚熱のワクチンについてでございます。
 アフリカ豚熱のワクチン、ウイルスの特性上、大変難しいという状況がございます。このような状況にございますので、世界でも実用化されたワクチンは今のところないということでございます。
 近年、アメリカや中国などで一定の効果が認められるワクチン候補株というのができたという情報はございますが、これらにつきましても実用化に向けた課題というのがまだ残っているということでございます。
 我が国におきましても平成三十年度よりワクチン開発の研究に着手いたしまして、研究者、農研機構、それから大学、民間企業とともに研究開発に取り組んでおります。
 このような中、今年の三月には、アフリカ豚熱ウイルスを効率よく増殖できる、豚に由来した新しい細胞株ということで、開発研究の中で一つの一里塚の開発ができたということで、農研機構が発表しているところでございます。
 これらの世界各国の知見を生かしまして、アフリカ豚熱のワクチンの開発に我が国としてもしっかりと貢献してまいりたいと考えております。

発言情報

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発言者: 新井ゆたか

speaker_id: 30628

日付: 2021-04-06

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会