山花郁夫の発言 (法務委員会)
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○山花委員 ありがとうございました。
さて、先ほど大臣には、同じ時期に国会に来て当初は同じような問題意識だったのかなというお話をしましたが、恐らく大臣は真っすぐに被害者の方に行かれたんだと思うんですけれども、私は途中からちょっと問題意識が矯正行政の方に行きました。というのも、先ほどの御議論でも、例えばエビデンスに基づいてということでいうと、何をやったら犯罪がなくせるのかというのは、ちょっとそれは難しい話だと思うんです。ただ、実際に先ほど申し上げたとおり、被害者の方々とお会いすると、やはり極刑を望んでおられたりとか、非常に厳しい御意見があります。
当時も振り返ってなんですけれども、特に私の場合、交通事故の関係者の方々でしたので、かつて学生の頃学んだ刑法の教科書にも、よい刑事政策というのは最良の社会政策であるというような話があって、思い出せば、もし交通事故の被害者を減らそうと思ったら、過失致死罪の刑を重くするよりも、例えばガードレールを造ったりとか、ミラーを造ったりとか、そういうことの方が有効な場合もあるんですよという教えだったと思うんです。
ちょっと、その応用ではないですが、被害者をどうやって減らすのかというのは犯罪を減らすということなんでしょうけれども、一般に、世の中にあまたあるのを何とか減らそうと思っても、それは容易なことではないけれども、私なりに、当時エビデンスという発想ではなかったですが、ただ、再犯率を減らすだとか、外に出た人がもうやらないということは、一つは数字として、そのことがひいては被害者をなくすということになるのではないかというふうに思っておりました。
そんなことを思っているときにちょっと名古屋刑務所でいろいろあったものですから、当時は森山真弓法務大臣でしたけれども、責任追及もかなりやりましたけれども、ただ、一方で、矯正行政の在り方だとか、そうしたことにも議論はつなげていったつもりであります。
今回、少年法も含めてなんですけれども、やはり再犯の防止という観点からすると、一度つまずいてしまった人であったとしても、社会復帰するに当たっての橋渡しということは非常に重要ではないかと思っております。
少年刑務所も含めてですけれども、刑務作業の中で職業訓練が行われていると承知をいたしております。建設関係が多いんですよね。溶接科だとか建設機械科とか、フォークリフトの運転とか、そういうのもやっています。中には資格を取るようなこともできるというようなことだと思います。
先日、協力雇用主の話もさせていただきましたけれども、つまり、橋渡しということでいうと、本当に協力雇用主さんというありがたい方々がいて、そこのニーズと、中でやっているメニューとができるだけ合致して、いわば外に出たときに即戦力であるみたいなことがあると、社会復帰もスムーズにいけるのかなと思うんですけれども、その点、例えば協力事業主さんのニーズを把握した上でメニューを追加するとか、あるいは、よりこういうところに重きを置くとか、そういったことが必要ではないかと思うんですけれども、現状、どうなっていますでしょうか。