後藤茂之の発言 (予算委員会)
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○後藤(茂)委員 グリーン、デジタルでしっかりと成果を上げまして、後代、コロナ禍の大英断だったと振り返られるようにみんなでしていきたいというふうに考えております。
デジタルについては、この後質問に立つ牧島委員から十分に取り上げていただく予定でございますので、そちらに譲るといたしまして、次に、中小企業への支援、中小企業対策という観点からお伺いをいたしたいと思います。
新型コロナの影響で、中小企業の経営環境は非常に厳しいものがあります。これまで、持続化給付金、家賃支援給付金のほか、各種の資金繰り支援を講じることで事業の継続を図ってまいりました。一方、新型コロナをきっかけに世界全体の経済構造に変化が生じつつある現状に鑑みると、中小企業支援の在り方そのものも問い直す時期も来ている、そういう点も忘れてはならないというふうに思います。
以前、テレビ報道で拝見したわけでありますけれども、宮城県石巻市にある金属加工会社では、金属の表面の凹凸を千分の一ミリ以下にする研磨技術を生かしまして、航空機のエンジンに空気を送り込むタービンブレードと呼ばれる航空機部品などを手がけているわけだそうであります。その技術が買われまして、ボーイング社の新型機への採用も決まっていたわけですけれども、御承知のように、注文が延期されて、航空機部品全体の売上げもおよそ四割も減ったということであります。
こうした厳しい経営環境の中で、この会社は、今後も需要が見込めて自社の技術を生かせる分野として、医療関連の製品に、そちらの方の開発に力を入れることとして、具体的には、3Dプリンターで作った人工関節を自社の研磨技術によって加工して、医療機器メーカーなどに出荷することを目指されたということであります。
このように、新型コロナの悪影響を受けつつも、ピンチをチャンスに捉え直して、新たなビジネスチャンスをつかんで成長していこう、そういう中小企業もいらっしゃいます。
事業承継の問題についても、歩みを止めてはならないと思います。きらりと光る技術を持ち、稼ぐ力がある中小企業も、経営者の高齢化が進んでいく中で、黒字であるにもかかわらず廃業を選んでしまう事例が全国で多発しているということも聞いております。
こうしたことが起これば、経営資源の喪失は我が国にとって大変な痛手、損失になるわけでございます。新型コロナが経済全体に悪影響を及ぼすことで、こうした高齢経営者の黒字廃業が加速する、そういうような事態も何とか止めていくように支援していく必要が高まっていると思います。
そこで、経済産業大臣にお伺いしますが、新型コロナの影響で中小企業を取り巻く環境が激変する中、事業承継のようなこれまでの、新型コロナ以前からの課題もあれば、経営転換というような、ウィズコロナ、ポストコロナならではの課題もあります。今回の補正予算では、このような中小企業が抱える課題、ニーズにどう応えるような補正予算となっているのか、経済産業大臣に伺います。