内田聖子の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(内田聖子君) RCEPの中には、御指摘のとおり、TPPにあったような環境や労働という章はないと。これをもって駄目だという欧米の先進国市民社会の人たちももちろんいます。ただ、ちょっと注意しなければならないのは、やはりRCEPの各国でかなり経済の発展度合いや開発の度合いは違うので、例えば先進国同様の環境規制のルールを日本や韓国などが提案も一時はしたと、オーストラリアなどもしたと聞いておりますが、それ、途上国はやっぱりのめないわけですね。
 ですから、そういう差異を考えた場合に、私は必ずしも貿易協定の中で環境や労働などを全部拘束力のあるルールを作れるとは実は思っていないんですね。むしろ、例えば環境であれば国連であるとか、京都議定書の枠組みだったり別の国際イニシアティブがあります。それから、労働であればILO、あるいはビジネスと人権という、あるいはSDGsのイニシアティブと言ってもいいんですが、そういうものもあるので、こことどうやって貿易のルールを整合させていくかというのが今の国際社会の大きな論点になっていると思うんですね。
 ですから、いずれにしても日本は、環境の問題にしてもそれから労働の問題にしても、やっぱり先進国としてもっと頑張っていくべきだと思うので、むしろそういう面のルールを先導していくように是非努力をしていただきたいというふうには思っております。

発言情報

speech_id: 120413950X00920210422_124

発言者: 内田聖子

speaker_id: 132

日付: 2021-04-22

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会