佐藤悦緒の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(佐藤悦緒君) 御答弁申し上げます。
委員御指摘のとおり、今冬のスポット市場における価格高騰は約三週間にわたり継続しておりまして、期間の長さで見れば海外の前例はないものと承知しております。
この期間におきましては、送配電事業者において需給逼迫に対応するため、緊急的に自家発に稼働を要請するなど、様々な通常ではない対応を講じざるを得ない状況となっておりまして、そうしたコストを考慮しますと、スポット価格が上昇したこと自体は合理的なものであったと考えております。しかしながら、一部においてはスポット価格はスパイラル的に上昇し、調整力のコストや需給逼迫状況といった、需給逼迫等を反映しない実態と異なる動きをしていた面もあったと考えています。
当然のことでありますが、価格が実態に合わせて動く仕組みとしていくことは極めて重要であります。
二二年度から導入予定の新バランス、新インバランス料金制度は、その時間帯で稼働した調整力の単価や需給逼迫度合いを基に決定される仕組みとなっておりまして、まさしく価格が実態に合わせて動く制度を考えております。このように、より望ましい仕組みへの改善はこれまで詳細な検討が進められているところでございます。
なお、二二年度から導入予定の新バランス料金の下では、今冬のような売り切れ状態が継続した場合においても需給の状況等を離れた価格高騰は発生しないと考えております。
諸外国の例を見ましても、自由化による新規参入を進めながら段階的により適切な市場の形成に向け不断の見直しを行っていくことが一般的であります。今冬の教訓も踏まえ、包括的に課題の検証を行い、あるべき市場の整備に向け引き続き取り組んでまいりたいと考えております。