忽那賢志の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(忽那賢志君) 御質問ありがとうございます。
 まず、感染症専門医に関してですが、この十年くらいで感染症専門医のニーズが少しずつ高くなってきているというふうに考えております。今回のような新興感染症以外でも、今世界中で問題になっているのが耐性菌の増加ですね。薬剤耐性菌というのが増えていまして、抗生物質の適正使用というものが非常に求められています。各医療機関でこうした抗生物質の適正使用を行うということが強く推進されておりまして、そのリーダーをするのが感染症専門医という病院が増えてきております。
 そういう意味で、こうしたパンデミックが起こっている時期以外にも感染症専門医が活躍する場面というのは増えてきておりますし、今後も十分あると考えております。
 レムデシビルの件は、まさにおっしゃるとおりでして、抗ウイルス薬は、発症して、発症した後、恐らく一週間以内の時期に投与しないと効果が期待できないと言われております。これは、発症してしばらくの間は体の中でウイルスが増えているので、その時期に投与すればウイルスの増殖を防げるんですが、一週間以降たって重症化してくる段階では体の中で過剰に免疫が反応していることで悪化をしていますので、その時期に抗ウイルス薬を投与しても余り効果がない。むしろ、その炎症を抑えるようなステロイドとかバリシチニブとかを使いましょうというような考え方になっております。
 ですので、現在、おっしゃるとおり、適用が重症、中等症以降の重症患者もということになっていますが、本来、一番メリットが期待できるのは重症化リスクの高い軽症、軽症というよりも発症間もない方ですね。ただ、コロナの場合は時間経過とともに重症化していきますので、軽症と発症間もないというのがほぼ同じような意味になってまいりますので、そうした特に重症化リスクの高い軽症患者さんに適用が広がるとよりいいのかなというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 忽那賢志

speaker_id: 32890

日付: 2021-05-06

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会