金井利之の発言 (行政監視委員会)

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○参考人(金井利之君) これも市区町村の見直しと一緒でありまして、現在でも自主的な都道府県合併というのは地方自治法の改正によって可能になっておりますので、それはボトムアップで必要だと思えば提案されていくということになろうと思うんですが。
 現状では、じゃ、どういうふうな線引きがいいのかと考えていきますと、余り、結局、合理的な線引きができないので、取りあえず今ある線の中で相互に調整しながらやっていくということが大事でありまして、例えば大阪の病床が厳しくなっているというようなときには、これはまた大阪というエリアにあるからこそそこが厳しいということが表面化できるわけですが、これがぼやっと広い区域になってしまいますと、実は大阪の区域で逼迫をしているのに、関西という大きな数字で見ると何となく足りているというような間違った情報を与えることもありますので、線引きがある程度小さくあるというのもそれなりに、個々のエリアで問題が発生しているということを浮き彫りにするという意味では非常に重要な意味を持っているということですね。
 ただ一方で、そこが、阪神間往来はやめましょうとか、余りちょっと現実的でない話になっていくと、その線が悪い方向に作用していくということがあろうと思いますので、線が良い方向に作用するように配慮していくというのは国の仕事だと思いますが、一方で、自治体のボトムアップにどういうふうな区域割りが必要なのかというふうに考えていきますと、それはそれで提案はあってしかるべきだと思いますが、ただ、現実には、やはり現在の四十七都道府県がそれなりに安定して、かつ一つの重要な指標になっているということがあります。
 ただ、首都圏で東京だけが感染抑えられるということは絶対あり得ないわけで、それは当然、まあいわゆるしみ出しといいますけど、一都三県辺りは密接に関連しているというのはこれはもう当然なわけですけれども、それを一つのエリアにしてしまいますと、また小さなエリアでどこが本当に逼迫しているのか見えにくくなっていくということもありますので、それは相互に連携していくことが大事ですし、それから、一都三県でいえば、相互の知事がそれぞれに牽制を図る、お互いにチェックをするということが非常に重要なことでありまして、あれが、一人の知事が巨大に一都三県を握っていますと、そこが一方的な方向を出したときに本当に大丈夫なのかと。やっぱり、知事さんたちが相互にお互いの発言、あるいはお互いの中身が本当に正しいのかというチェック・アンド・バランスするというのは非常に今回役に立っているんじゃないかなというふうに思っています。

発言情報

speech_id: 120414281X00220210419_055

発言者: 金井利之

speaker_id: 3808

日付: 2021-04-19

院: 参議院

会議名: 行政監視委員会