道家哲平の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(道家哲平君) 御質問ありがとうございます。
シンプルだからこそ究極の、ちょっと難しい、難しいというのは、いろんな切り口の御説明ができるということになるのかなというので、どの一つを今選ぼうかと頭の中で悩ませているところであります。
ただ、今一番分かりやすく御説明できるものは、生物多様性を喪失する、つまり自然を失うだとか、つまり人の領域をどんどん広げるだとか、それによって何が起こるかというと、新興感染症、新型コロナウイルスのようなそういったウイルスです。SARSやMERSや高病原性の鳥インフルや新型コロナのCOVID―19であるとかは、野生動物から人にうつった病気です。もちろん、野生動物から直接人にうつる場合もありますが、家畜とかいろんなものを仲介してうつる場合もあります。人が自然との関わりを誤ったときに、このような野生動物との接点、危険な接点をどんどん増やしてしまう、それによってこのような、もう幾らの損害というかも分からないぐらい、数兆ドル以上の損害が社会にもたらされると。
人と自然の距離をしっかり保つような、陸の保護区であるだとか違法な野生動物の取引を止めていくだとか、そういう全部多様性を保全することにつながる政策は、そういった危険なウイルス、研究機関によると、まだ何十万も人に感染し、何万も感染し得るものがあると言われているこのウイルスを適切に自然界に閉じ込めておく。多様性を保持するということは、そういった未来のウイルスをちゃんと自然のままにとどめておいて、人は人で安心、安全で暮らしていける、その場をつくるという政策につながるというのが今一番簡単に実感を持って説明できる多様性を守ることの意味なのかなというふうに思っています。
ほかにもたくさんちょっと説明できるものあるかもしれないんですが、一つということで、それで回答とさせていただきたいと思います。