東梅貞義の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(東梅貞義君) 私がお配りしました資料の二十三ページを見ていただけますでしょうか。繰り返しで恐縮です。
 今、上田議員がおっしゃった、何を組み合わせなきゃいけないのか、どこまでやらなきゃいけないのかということを研究ベースで出したものです。まだこれに政治的意思は決まっていません。でも、もしこれを実行するということが世界の首脳で合意されれば実現できるという、実現可能性はありますというお話です。もちろん、細かいところはいろいろ困難が伴います。
 そうしますと、緑の線というのがその場所を守る、海でいえば海洋保護区を設置するという話です。大事なところを全部しっかり守ればという話です。それから、持続可能な生産というのは、これ農業、ちょっと漁業とは離れますけれど、これ農業の場合には、上田議員おっしゃったように、基本的には生産効率を上げる、つまりは、今まで例えば途上国であれば、まず農業を始めてみよう、まずゴムを植えてみよう、まずパーム油、ヤシ油を取ってみようとなると、収率がすごく悪いんです。そうすると広大な土地が必要になる、そうすると森が荒れる、森が荒れて、結局、水が濁ったりいろんな人が困る。そうすると、世界の農業を全部日本並み、先進国並みにすると、そんなに森は壊さず、森の恵みも得られるし農業の収穫も上がるという、これはウイン・ウインになりますというシナリオです。
 その際には、まさに上田議員がおっしゃったとおり、じゃ、適地でやらないとそれはかなわないんじゃないんですかということで、ここに農業生産と貿易、これを両方組み合わせるということで世界で回復が導けます、森の豊かさも守れますという話です。
 それから、青いラインのところ、ちょっと説明の、持続可能な消費シナリオということで、まさにこれ、森下参考人がおっしゃった、せっかく作っているのに捨てている、これを半分にした場合、それから、食肉のように、楽しんで食べることはいいけれども大量に食べることは環境と人にとってマイナスの面が大きい、これを見直した場合というのを全部組み合わせるとこのSDGsを下支えするものがかなっていきますというシナリオが出ています。
 そういう意味では、計算は始まっています。研究者の示唆は出ています。今度は、その示唆が本当に政治的決断にふさわしいものなのかどうか、やはり研究には投資する必要があるんだろうと思います。
 これ、実は、日本の若手の研究者の方もこの国際シナリオに参加しています。そういう意味では、日本の若手の研究者の方がこういう世界を持続可能に導くシナリオにも参加させた上で、その研究結果をまた政策に生かすという循環がつくれるようになると、今、上田議員がいろいろ疑問に思っていらっしゃることがもう少し数字で、もう少し具体的にどの産業が折り合いを付けるのかという可能性が見えてくるだろうというふうに考えております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 東梅貞義

speaker_id: 9282

日付: 2021-02-17

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会