東梅貞義の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(東梅貞義君) 高良議員、御質問ありがとうございました。
 生物多様性の危機がある中で、日本の法制度は果たしてその危機に応えられるのか、十分であるのか、足りていないところはどこかという御質問、大事な御質問だと思っています。
 二つの側面があると思っています。
 一つは、生物多様性、次の二〇三〇年の目標に向かって、本当に大事な場所、それは辺野古のジュゴンの生息地も含めてですけれども、世界にここにしかない又は世界から見ても守るべき大事な場所を守る、それをしっかり組み合わせていく、全国につくっていくということが一つあると思っています。その中で環境アセスの果たす役割は重要だと思っています。
 もう一つ、大事な日本の目標であり国際公約があると思っています。それは、再生可能エネルギー一〇〇%の社会を二〇五〇年までに達成するということです。
 そうすると、どちらも大事な生き物の場所を守るという話、一方、再エネをつくるためには、風力発電であったり太陽光発電という、やはり土地が必要になります。どちらかだけの目標を達成することでは、これは決して国際公約も果たせませんし、日本の中の目標も達成できないと思います。
 そうすると、本当に守るべき地域はどこなのか。渡り鳥が数多く訪れる土地、絶滅のおそれがある生き物が住んでいる森だけではなくて、海岸、海も含めて、そこを国のデータベースとしてもっと充実させる必要があると思っています。一方、その場所とうまくすみ分けて、人間と生き物の距離が近くなり過ぎないよううまくすみ分けた上で、再エネとして利用すべき地域と、それが地域の今度は宝になっていく、地域の活性化にもつながるということも同時に目指す必要があると思います。
 今はそれぞれ開発行為を規制するという目的だけで運営されていますけれども、そうではなくて、目指すべき再エネの姿と守るべき海の姿、これ、森も含めて生物多様性の姿、これを両方重ね合わせるようなやはり長期的なビジョンの提示、それに対する十分な研究、それから行政との連携というのが必要だと考えております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 東梅貞義

speaker_id: 9282

日付: 2021-02-17

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会