森下丈二の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
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○参考人(森下丈二君) 鯨の問題に限らず、教育、啓蒙、情報提供、その重要性、御確認いただいてありがとうございました。
成功例というか、どういうのがあるかという、経験の中からというお話だったと思うんですけれど。
先ほどのスイスの小学生の話、まさにそうなんですけれど、やはり若いうちからやっているというのが非常に大事です。鯨について、捕鯨について、捕鯨は悪だと、あるいは鯨は全て絶滅に瀕しているというのがある意味固定してしまった、知識としていわゆる反捕鯨国で定着した理由の大きな一つは、やっぱり教育の中でこういう問題を取り上げられている。
あるいは、日本の教育システムに比べて、先生方の裁量というか、まあ自由研究ですね、が大きくなっていて、常に先生方、アメリカなんかは特にそうなんですが、どういう教材を使おうかということを非常に悩んでいらっしゃったりするんですね。そのときに、アメリカの例えばNGOの人たちがそれを、パッケージでそういう教育の教材を作ってお渡しすると、もうそれがすぐに使われる、そういうのがもう非常に長い歴史の中で培われてきておりまして、その教えている先生もそういうもので学んでいたりすると、もうある意味、不幸にも間違ったイメージがどこかで定着してしまうとすると、それはなかなか取り難いものになると。
継続は力です。一年生に一足す一は二ですよといって教えて、じゃ、これでみんな分かったかと思ったら、次の年にまた一年生入ってくるわけです。毎年毎年やらないと、一足す一は二ということが定着しないわけですね。それと同じような努力ができるか、やるべきだというのがやはりあると思うし、成功している例はあるわけですから、日本ができないはずはないなと思うんですけれど、なかなか難しいのは確かです。