佐藤郁の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(佐藤郁君) お答えさせていただきます。
   〔理事柘植芳文君退席、会長着席〕
 御指摘のとおり、非常に風力発電というのは部品点数も多いですし、自動車産業、それから航空機産業、特に日本は非常に質の高い部品を作る技術があります。皆様乗っておられる車もめったに故障しないというふうに思われると思いますが、私も先日車買い換えたんですけど、十七年間乗れましたんで、ですから、やっぱりすごいなと。
 風力発電にとって、先ほど真鍋さんからもお話ありましたけれども、一つの故障が大きな損失につながるんですね。ですので、部品の信頼性というのは非常に重要です。その点で、日本の自動車、航空機産業の技術はフルに生かせるだろうというふうに考えています。
 ただ、一つ課題があります。今のヨーロッパの風車、まあ風車産業は全部そうなんですけれども、認証というものを経ないと基本的には使えません。その認証に当たっては、部品一点一点まで指定をして認証を取るんですね。なので、その部品が変わるということは設計を変えなければいけない可能性も出てきます。ですので、今ある、製品として出ているものに対して部品を供給するというのは不可能に近いです。若しくは、もうでき上がったものがコストが安いからこっちの部品にしましょうというのはあるかもしれませんけれども、基本的には信頼性が勝負ですのでなかなか難しいですね。
 ですので、日本がこれから風車のサプライチェーンに入っていく、自動車、航空機産業に入っていくのであれば、これから開発するもの、今もう十六メガとか二十メガとかそういったサイズ、非常に大きなサイズの風車の開発に入っています。ですから、そういうところに積極的に提案をして参加していく。そのためにも、日本の自動車、航空機産業の方が風力発電のことをもっとよく知っていただいて、何が不足しているのか、そういったことを理解していただく必要があります。
 幸い、日本にはまだ、撤退したとはいえ風力発電のエンジニアはまだたくさんおります。彼らとしても、多分次の世界に、世代に向けて自分たちの技術や知見を生かしたい気持ちは大きいと思いますので、そういったところを活用しながら、新たな時代に向かって歩みを進めていけるような環境の構築が必要だろうなと思います。
 よろしいでしょうか。

発言情報

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発言者: 佐藤郁

speaker_id: 5807

日付: 2021-02-24

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会