田中誠一の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(田中誠一君) お答えいたします。
 御質問どうもありがとうございます。
 日本、環境ということに関して、特に船に関して言うと、先ほど御説明したとおり、全然遅れていないと思っています。逆に、やはり燃費がいい船、すなわちCO2を出す量が少ない船、これについてはやはり高い評価を得ておりますので、現実的に日本の船を選ぶ外国の船主さんもたくさんいらっしゃいます。
 一方で、今何が問題かというと、やはり船価の差、この辺がやはり決定的に、今一〇%あるいは二〇%違うと一般的に言われておりますけれども、この船価差をどうやってカバーしていくかというのが非常に問題だと思っています。
 一方では、今、国土交通省もいろいろ御協力いただいて、いわゆる国のファイナンスを使ったり様々な仕組みをつくり上げて競争力の回復に努めているというのが現状です。一方で、韓国、中国は、やはりルール上、本来でいけばWTOのあれからも違反するような動きをしているので、これも一応提訴した形になっているんですけど、なかなかこの本当の実態が分からないので苦労しているところです。
 そういう意味で、御質問の中で、この環境が逆にどんどん変わっていくと日本は追い付いていけないんじゃないかということの御質問だったと思うんですけれども、実際には、やはり船、耐用年数が三十年以上ありますので完全になくなるというのはこれは難しいんですけれども、逆に古い船あるいは効率の悪い船はどんどん退出していきますので、スクラップにしていきますので、これは結果的には日本の造船業にとっては極めていい兆候なので、逆に、燃料の変換とか環境規制に合った船を造っていくということが逆に古い船を追い出して、結果的に日本の造船業を救うことになると思っています。
 ただ、中国、韓国の造船所はやっぱり非常に巨大で新しい設備持っていますので、どうしてもコスト競争力という意味では差が出てきますが、これは今やはり再編の途上にあって、幾つかの造船所も今タッグを組んで競争力を上げようということでやって、それを日本政府として支援していただくという構図がやはり一番自然なのかなと思っています。

発言情報

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発言者: 田中誠一

speaker_id: 27427

日付: 2021-02-24

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会