佐藤郁の発言 (国際経済・外交に関する調査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(佐藤郁君) お答えさせていただきます。
まず、地域振興としての重要性という御質問でありますけれども、やはり離島も含め風が強く吹く場所というのは、昔から余り人間が住むには適した場所ではないということもありまして、なかなかへんぴな場所が多かったりとか、電線が来ていない場所が多いというのがあります。さらに、最近ですと、漁獲、温暖化で漁獲高が減っていたりとか、それから人口減少ですね、少子高齢化が進んだりというところで、地域の力は非常に落ちているというふうに感じております。
ただ、今回、環境省さんの事業で五島市さんの方にお願いをして事業をやらさせていただいて、初め行ったときには飛行機の中で背広着ているのは私一人だったんですけれども、最近、背広を着ている人の方が多くなってきたんですね。ですから、やはり一つの事業が呼び水となって地域の方々の考え方が変わったりとか、そういう効果は少なからずあるのかなと。
それ以上に、やはり、いわゆる固定資産税とか、それから風車を建てるために地元の企業の方に御協力いただいたりとか、漁師さんに船まで運んでもらったりとか、そういったことをやっているわけですけれども、相当なお金が、下世話な話で恐縮なんですが、相当なお金が地域に落ちます。やはりそれがきっかけとなって、地域として、さらに、その投資、落ちたお金をどう生かしていくか。そこに対して、我々は電気をつくらせていただいている、その地域にある意味迷惑を掛けて電気をつくらさせていただいているわけですので、そういうところにしっかりとお金が落ちるように、貴重な電気を使い、買っていくということが必要かなと。
二点目のいわゆる市民電力ですけれども、これは、我々の、今、環境省さんの事業でつくってもう八年目になりますが、今日も運転していますけれども、その電気は全て五島市民電力さんにお買い上げいただいております、市民のために使いたいということで。
ですから、やはり自分の家の前でつくった電気を自分たちで生かす、それをさらに、じきに五島市内では使い切れないぐらいの電気をつくることになりますので、それを外に売っていく。つまり、地産地消ではなくて地産外消ですね、ここまで持っていくことが地域振興、特に風力発電の役割ではないかなというふうに考えております。
よろしくお願いします。