井上智夫の発言 (国土交通委員会)
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○政府参考人(井上智夫君) 議員御指摘のとおり、球磨川支川の小川を含め、多くの中小河川では浸水想定区域が設定されておらず的確な避難が困難であることから、本法案では、浸水想定区域の指定対象を現行の大河川から原則全ての中小河川に拡大し、水害リスク情報の空白域を解消していくこととしております。
新たに浸水想定区域を指定する必要がある河川は全国で約一万五千河川、熊本県においても約四百河川に及び、指定を短期間に進めることは都道府県にとって大きな負担となります。
このため、国土交通省としては、浸水想定範囲の簡便な設定手法や必要な地形データの提供など、浸水想定範囲の設定を技術面から支援するとともに、防災・安全交付金でこれらを財政面から支援することとしています。さらに、こうしたこれまでの支援措置に加えて、今回は特に浸水想定範囲の簡便な設定手法を改善するための国の調査検討の中で中小河川の浸水範囲のデータが得られる予定となっているため、これを国から都道府県に提供し、副次的に活用していただくことで作業負担を軽減したいと考えております。
本法案を活用した流域治水の成否は自治体が握っていると言っても過言ではなく、都道府県との連携を密に取りながら、水害リスク情報の空白域解消に取り組む都道府県を支援してまいります。