藤末健三の発言 (財政金融委員会)
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○藤末健三君 おはようございます。自民党・国民の声の藤末健三です。
昨年からのコロナにより、中小企業や個人事業主の経営は非常に厳しい状況となっています。特に飲食店、交通、旅行業、そしてイベント業については大きな被害を受けているという状況です。
私も実際に事業所を訪問させていただいたり、数多くの経営者の方々とお話をさせていただきましたけれど、やはり昨年の売上げが前年比で三割以下になっているという事業者の方々も数多くおられました。そして、その中で言われましたのが、今まで売上げの減少などの被害を補償してもらったけれど、これからは売上げを上げることに支援をシフトしてほしいという声をよく聞いております。
今日お手元にお配りをさせた資料、開催と中止のリスク比較というのがございますが、これは同人誌即売会の事例でございます。実際に中止した場合、補償があり、一時的には経営が何とかなるけれど、結局、先を見ると、周りの環境、周りの事業者の方々などが廃業し、損失は逆に大きくなるんではないかと。一方で、苦しくても開催することによって将来的な事業の展開が期待できるということでございまして、今回はこの同人誌即売会の事例を基にコロナの経済対策の議論をさせていただきたいと思います。
皆様御存じのように、緊急事態宣言の再延長によりまして、全国や全世界から延べ百五十万人の若者が集まります世界最大級の同人誌即売会であるコミックマーケットが、このゴールデンウイークの開催が延期になりました。このコミックマーケット、昨年のゴールデンウイーク、そして年末の冬の開催、そして今年のゴールデンウイークと、三回連続、一年半開催できないという状況になっておりまして、このコミックマーケット以外にも、多くの即売会が中止、延期になっています。
我が国が誇ります漫画やアニメ、ゲーム、フィギュアといったコンテンツ文化、産業の基盤であります、そしてその中核となるのが漫画家やアニメーターといったクリエーター、そのクリエーターを生み出す揺り籠がこの同人誌即売会、それが存続の危機に瀕しているという状況です。
このような同人誌等の即売会を営む集客型イベントが開催されないことは、単にその主催者の経済的な損失だけではなく、例えば関係する印刷業者や机や椅子をレンタルする事業者、警備事業者、予約サイトの運営者、そして、全国から人が集まりますので、宿泊事業者や交通事業者など多くの事業者に影響が及ぶという状況で、私自身、実際にいろんな関係事業者の方々を含め、実際の会社に伺い、現場を見て話を聞かせていただきましたけれど、やはり資金繰りが苦しいと、一年半近くもう資金が回らない状況になって非常に苦しく、もう廃業せざるを得ないという状況と聞いております。このような事業者たちが倒産すれば、このような同人誌即売会、特に大きなコミケの開催はもう二度とできなくなってしまうという状況です。
まずは、その中止になりましたこのイベントに関しまして、補償や支援を迅速かつ十分に行っていただくこと、これは重要だとありますが、その上で、これからはイベントを中止するのではなく開催することへの支援を手厚くすべきだと考えております。
それにつきまして、質問させていただきます。
まず一つございますのは、同人誌等の即売会などの集客型イベントが中止になった際の支援制度について、特に任意団体や個人事業主が主催している場合についても支援の対象とすべきではないかと考えます。また、イベントへの参加者や関連産業についても支援の対象とすべきではないかと考えますが、文化庁の考えを教えてください、お願いします。