山田俊男の発言 (農林水産委員会)

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○山田俊男君 天羽さんには、天羽さんを筆頭に、それこそ大臣もそうですが、大変な各所を回る取組、今御紹介いただきましたけれど、よくやっておられるということは聞いております。それがやっぱりきちっと効果として出てくる、その意識をちゃんと持ってもらうということがなきゃいかぬのですが、御案内のとおり、米は、もう流通している米、生産している米、流通している米、販売している米と、だんだんだんだんですね、じゃ、JAがちゃんとそれを全部カバーできているかと、そんなことありませんよね。だんだんだんだんシェアが小さくなってきて、ほかの関係の流通の皆さんがしっかりシェア持っている、また大規模な担い手や担い手法人等が役割を果たすという動きになっているんです。としたときに、本当にきちっと気持ちを合わせた形での取組ができてきているのかどうか。
 それから、当然のことですね、JAグループも経営そのものがなかなか厳しいんだというふうに思いますけれども、そんな中で、米について、かつてのように、それこそかつてのように生産者米価を自分たちで決める、ないしは相談しながら決めてもらうという状況ではないですね。需給の中で決まるときだからこそ、ちゃんと需給を均衡させなきゃいかぬということなわけでありますけれど、それを組織するということになったら、おいおい、あっちの法人の人はな、もう自分で米出荷してしまっているよと、そして取引して、おい、大分その値引きもあるみたいだよ、なんていうような話が、実は一昨年、昨年辺りからも私の耳にも聞こえてきます。
 まさにそういう状況の中で、一体となって、この需給をどう管理し、関わっていくか、調整していくかということが物すごく大事になってくるわけであります。大臣は、作付けが本格化するこの三月ないし四月、この今の段階でこそ、これらの懸念への対策が講じられなければならないというふうに私は思います。
 大臣の所信表明では、全ての関係者がしっかり連携して需要に応じた生産、販売を推進していくと、こうおっしゃっていただいて、まさにそのとおりなんですが、各県の生産の目安は、昨年秋に設定して以降、見直しをする県はほとんどないと聞いています。事態がこんなふうに、困難がこうして迫ってきているのに、じゃ、そのことを受けて、ちゃんと需給均衡に向けた取組が定着しているかということなんです。改めて各県の目安の考え方やルールなど、国からきちんと提起すべきではないかというふうに思います。そして、JAは米を他の作物に転作する努力をしなければならないんですし、一方、今も言いましたが、JA以外の法人経営の皆さん等々は、売り先を確保しているからということで主食用米を中心にそれぞれ独自の動きを進められる傾向にあります。これらの皆さんにどのように働きかけを行っていくのか、このままでは米の流通、販売、価格形成は大混乱するんじゃないかということを私の経験からも大変心配しているところであります。
 政府におかれましては、年二十万トンを限度に買い入れられる備蓄米について、棚上げして五年後に処理するという、扱いに苦労されながら百万トン程度の水準で備蓄運営がなされています。それで市場に出回る米の価格水準は維持できるんでしょうか。役所としてはかなり思い切った措置に私は踏み込んでいる、先ほどの天羽さんのお話からもありましたが、私はやっているというふうに思います。
 もう目いっぱい手を尽くしているんだぞというふうにおっしゃるんでしょうが、現下のこの状況の中で、計画生産と過剰米の扱い、そして不足に対処するための備蓄と安定した仕組み、理念と制度の運営を確立していかないと、改めてその運用も含めてやらないと、この先どうなるのか大変心配なんで、この需給のことについての農水省としての考えがあればお聞きしておきます。

発言情報

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発言者: 山田俊男

speaker_id: 31991

日付: 2021-03-16

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会