村井正親の発言 (農林水産委員会)
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○政府参考人(村井正親君) お答えいたします。
今回の緊急事態宣言に伴う不要不急の外出、移動の自粛や飲食店の時短営業要請などにより、我が国の農林水産物について、需要量の減少や価格の下落などの影響が発生をしております。
まず、農畜産物への影響ですが、和牛につきましては、昨年の緊急事態宣言を受けたインバウンド、外食需要の減少により、昨年四月は対前年比で二七%のマイナスと価格が大幅に下落いたしましたが、四月以降は、経済活動の再開に伴い枝肉価格は反転し、回復基調に入っており、十一月以降、コロナ発生前を超える水準で推移をしております。
花卉につきましては、緊急事態宣言の再発令に伴い、一月七日以降、結婚式や各種イベントの中止、延期、縮小などにより、価格は平年より低い水準に下落いたしました。品目別に見ると、輪菊などの価格が特に低い水準で推移していましたが、お彼岸等による需要の増加により、三月に入ってからは平年を超える水準まで回復しておるところでございます。
野菜、果樹につきましては、緊急事態宣言の再発令による飲食店の時短営業要請等により、オオバ、ワサビ等のつま物類やスダチといった外食向けの食材の需要が減少し、価格が下落いたしました。
茶につきましては、令和三年産の取引はこれからということになりますが、令和二年産は、新茶イベントの中止あるいは観光需要の減少により、売上額が減少しております。
木材につきましては、昨年の緊急事態宣言の発令後は、住宅着工の不透明感から一部の製材・合板工場等で減産、原木の入荷制限が行われ、原木価格が下落いたしましたが、昨年の九月以降、製材・合板工場の原木入荷量は徐々に回復し、今年に入ってからも原木価格は堅調に推移しております。
水産物につきましては、緊急事態宣言の再発令による飲食店の時短営業要請等により、クロマグロやキンメダイ等の高級魚介類の需要が減少し、これらの価格が下落しておりますが、他方、昨年以来の巣ごもり消費の増加により、マイワシ、マダラといった大衆魚の価格は堅調に推移しているところでございます。
農林水産省といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた農林漁業者等の生産基盤を守るため、影響を受けた国産の農林水産物を活用した販路の多様化の取組支援など、令和二年度第三次補正予算を始めとした累次にわたる補正予算等により支援策を講じてきております。これらの支援策の周知を図りつつ、迅速かつ適切な執行に努めるとともに、引き続き、関係業界の状況を注視しながら、必要な対応を取ってまいりたいと考えております。