大庭三枝の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(大庭三枝君) 河野先生、御質問ありがとうございました。
 今の点は非常に重要でして、中国、RCEPについて一つ誤解があって、これはもう中国が自分たちの支配を広げるために、影響力を強化するために設立した枠組みだということを言う方がメディアでも多いんですけれども、私はそうは思っておりませんで、むしろ、電子商取引にしましても、いろんな共通ルールに免除なしに中国がちゃんと入っているということが非常にこれは重要だと思います。
 これを主導したのはむしろ日本等の国々であろうというふうに考えているのですが、これは非常にある意味脅威でありまして、今、河野先生がおっしゃったように、むしろ国際社会の枠組みの外にある中国が勝手なことをするというのは非常に批判しやすい、おまえらはルール違反であるということを言いやすい対象なわけです。しかしながら、こういう共通ルールにちゃんと入っている、我々は入って、TPPについては、もしかしたらあれは何かのその政治的な意図があったバルーンかもしれないけれども、でも、そういうことを口にする。そういった中国の方が、非常にこちらとしては批判もしにくいというのがまず一つです。
 あともう一つは、明らかに今の現状からして、先ほどから述べている国境を越えた生産ネットワークの拡大、深化の中で中国の存在というのは非常に大きいわけですね。それで、なおかつそこで共通のルールが設定されて、そのような拡大、深化のネットワークがどんどん広がっていくとすると、そこで中国の実質的な経済的影響力は多分拡大します。
 なので、そこでどのようにそういった中国への依存というものを相対化するかというまた別の議論が出てくるわけです。なので、私は、それをいろんなマルチ、あるいはほかの国々との様々な連携、そして日本としてサプライチェーンの多元化といったような様々な試みを組み合わせて対応していくべきだと。
 ただし、問題は、中国は日本の隣国で決定的に環境を悪化させることができないということで、そういった限られた状況の中で何ができるのかということが非常に重要だということです。
 私の中国に対する見方は以上になります。

発言情報

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発言者: 大庭三枝

speaker_id: 11780

日付: 2021-03-16

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会