除本理史の発言 (予算委員会公聴会)

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○公述人(除本理史君) コストが膨れ上がっている原因は、大きくは二つぐらいの要因があるかなと思いますが、一つは単純に見通しが甘かったということがあるかと思います。それとも関わりますけれども、やっぱり現場でのその合意形成が非常に難しくて、前例もないことでもありますし、非常に広域な問題なので、例えばどこかで出た除染の除去土壌を別のところに運搬しなければならないということになりますと、地域間のいろんな対立というのもそこに生じてきてしまう。
 「NHKスペシャル」でも出てきていたのは、焼却施設の問題ですよね。焼却施設を少数のものを長く稼働させて使った方が当然効率はいいんだけれども、何でほかの市町村のごみを引き受けなければいけないんだというようなことがあって、幾つも造らなければならない。これはいかんともし難いというか、それぞれ理解できる立場ではあります。ですので、そうした要因が積み重なってコストが膨れ上がってきた。それで、時間がたつことによってコストが膨れ上がるという面もあって、除染であれば、例えばフレコンバッグの中の土からどんどん芽が出てきて、発芽してきて、その袋を破ってしまって交換しなければならないとか、いろんな想定外の問題がどんどんどんどん起こってきて膨れ上がっていくと。
 ただ、原子力政策においては、それこそ「もんじゅ」の話ではありませんけれども、当初の見積りよりもどんどん膨れ上がっていくということは今までも起こっていて、そこはやっぱりその想定や見通しの甘さという要因が非常に大きく作用しているのかなというふうに思っております。

発言情報

speech_id: 120415262X00120210316_182

発言者: 除本理史

speaker_id: 21499

日付: 2021-03-16

院: 参議院

会議名: 予算委員会公聴会