尾身朝子の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○尾身委員 ありがとうございました。
さて、先ほど述べさせていただきましたスタートアップの実践の場として大いに期待されるのが、沖縄科学技術大学院大学、OISTです。開学十一年を過ぎ、世界中から招聘した一流の研究者の下で、世界トップクラスの研究成果を上げ続けています。
ここで、改めてOIST設立の趣旨を振り返ってみると、OISTは、理系大学の世界最高峰、カリフォルニア工科大学、カルテックを意識して創設されました。将来、カルテックと伍していくためには、現在の規模は単なる通過点にすぎず、当初の目標だった三百PIを目指して、体制の増強に引き続き努めていくことが不可欠です。
また、カルテックを目指すとは、単に教育研究機関の世界最高峰を目指すだけではなく、OISTを核として、研究開発法人や企業、大学の研究機関が集まり、イノベーションが次々と生み出されるイノベーションエコシステムが形成され、環境に触発された多くのスタートアップが起業を目指すような地域をつくることです。
沖縄だけではなく、日本の科学技術を牽引し、経済成長に資するようなイノベーションエコシステムの場をつくり出し、スペースXやGAFAのような企業を生み出す、夢物語を現実とする、そんな取組が始まろうとしています。
現在、OISTは、世界トップレベルの研究力を基盤にして、スタートアップ等が集まるバイオコアインキュベーション施設を新設し、国内外の企業、スタートアップ、大学、研究機関、投資家、自治体が一体となった産学官金融合型のバイオコアセンターを目指しています。既存施設設備との一体的な運営、管理を促進するとともに、自治体、国内外の企業やベンチャーキャピタル等とのネットワーク基盤の抜本的強化を図るべく、準備を進めています。
先日の沖縄本土復帰五十周年記念行事で沖縄を訪れた岸田総理は、忙しい日程の中でOISTを訪問され、グルース学長及び教職員と車座で意見交換を行い、その後の会見の中で、引き続きOISTを強力に支援していくと述べられました。意見交換では、OISTの研究環境のみならず、スタートアップ等の産学連携についても話題が及んだと聞いております。
そこで、お伺いします。
将来、カルテックと伍してイノベーションエコシステムの中核になろうとするOISTは、三百PIを目指して体制の増強に努めていくことが不可欠です。OISTが最終的に三百PIを目指していくということを改めて確認させてください。また、OISTが行うスタートアップの取組に対する政府の支援についてお聞かせください。