尾身朝子の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)

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○尾身委員 ありがとうございます。是非とも、設立の目的である三百PIまでの拡充を目指して頑張っていただきたいと思います。
 OISTは、日本の既存の大学にない新たな大学の姿を求めて設立されました。キャンパスの設計やマネジメントなどの取組、またスタートアップ拠点の運営などは、他の大学や研究機関にも大いに参考になると思われます。科学技術全体を俯瞰する立場におられる小林大臣も是非OISTに足をお運びいただき、現場の研究者、学生たちの熱意をじかに感じ取っていただければと思います。
 次に、国際頭脳循環について質問します。
 今まで述べた研究力強化の一連の取組の中で、国内の議論だけにとらわれていては、世界における日本の科学技術力の向上にはつながりません。忘れてならないのは、国際頭脳循環という概念です。海外に研究拠点を求めて留学する博士課程の学生を増やすことがまず第一歩です。海外に身を置き、海外の優秀な研究室で研究生活を始め、信頼関係を築いてこそ、国際的な研究コミュニティーのメンバーとして参画でき、初めて国際的な研究成果を上げることができます。さらに、国際共同研究のメンバーとして論文の共著者になることにより、影響力あるトップ論文に占める日本のプレゼンス向上につながるというのが国際頭脳循環です。
 能力のある若者を海外の博士課程に送り込む、これが全てのスタートだと私は思います。いきなりの海外留学は、現代の若者にとってリスキーなものであり、敬遠されがちです。学生の不安を解消するための一つの解決策となるのがOISTです。OISTは、現在、国内外のインターンを年間約百二十名受け入れています。大学在学中にインターンとしてOISTで学ぶことにより、日本にいながら、あたかも海外の大学であるかのような環境と雰囲気の中で、世界で名をはせた研究者の指導を受けることができ、この体験を通じて自信を持って世界に飛び出すことができる。海外留学の中間地点としてOISTを利用する、これはすぐにでも実現できるアイデアです。
 また、国際頭脳循環の取組を抜本的に拡充することは、自民党の科学技術・イノベーション戦略調査会の決議にも盛り込まれており、岸田総理への申入れを行ったところです。
 ここで、文部科学省にお伺いします。
 国際頭脳循環及び国際共同研究を抜本的に推進するための取組についてお聞かせください。

発言情報

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発言者: 尾身朝子

speaker_id: 25655

日付: 2022-06-07

院: 衆議院

会議名: 科学技術・イノベーション推進特別委員会