岸本周平の発言 (財務金融委員会)
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○岸本委員 国民民主党の岸本周平です。
本日は、質問の機会を与えていただいて、ありがとうございます。
今日は、政策の効果の検証について幾つか質問をしたいと思って参りました。
一つは、二〇二〇年に実施いたしました特別定額給付金ですね、国民一人当たり十万円の給付をした、これが緊急避難的にやむを得ないものであったかどうかという議論はありますけれども、この政策効果について議論をしたいと思っております。
その意味で、今朝一番に、同僚議員の中西健治先生から大変すばらしい質疑があったと思います。それは、午前中参加していただいた同僚議員の皆さんは御記憶だと思いますけれども、補正予算で出した法人税収の見積り、あるいは消費税収の見積りが大変大きくぶれていたということについて主税局としてどう考えているのかという、大変真っ当な御指摘でありました。それに対して、大変残念なことでありましたけれども、主税局長の答弁は、大変無責任かつ他人事のような答弁であり、大変私はショックを受けました。
といいますのは、大蔵省主税局にとりまして、税収の見積りというのは本当に大事なものなんです。だって、税収の見積りを間違ったら国庫が大変なことになるんですよ。当初予算を組むときに、税収見積りによって国債の発行高が変わってくるんです。
これは、担当は主税局総務課長なんです。私は、主税局で勤務しておりましたときに、税収見積りを出すときの主税局総務課長さんの緊張感を横で肌で感じてまいりました。本当に緊張します。だって、その総務課長の判断で国債の発行高が変わってくるんですから。そして、もし過大に見積もっていたら、補正予算で国債を余計に出さなきゃいけないんですよ。上振れしちゃいいというものでもないんですよね。
ところが、三兆円も二兆円近くもそれぞれ法人税、消費税が上振れをした、それに対して主税局として検証もしていない、中西委員の質問に答えられないということでしたよね。大変残念であります。
ちょうど、私、主税局で三年勤務しておりましたけれども、当時、長野厖士さんという方が直接の上司でした。課長としてお仕えしておりました。この長野厖士さんの思い出話をしてもいけないんですけれども、とてもすばらしい、我々若手官僚のかがみのような方で、私が初めてお仕えしたときに言われた言葉を今でも思い出します。岸本君、僕の前で前例にありませんとは言うなよ、前例をつくるのが我々公務員の誇りなんだ、こういうふうに教わりました。そういう時代もあったんです、大蔵省、財務省には。その方が主税局総務課長だったとき、まさにこの税収見積りをされていたとき、本当に辞表を胸にせんばかりのことでありました。
済みません。中西健治委員の質問に戻りますけれども、財務大臣、できれば、この後趣旨説明もございますけれども、所得税法等の一部改正法案の採決までには、この中西委員が御質問された税収見積りのどこがどう間違ったのかの検証をこの財務金融委員会に御報告いただくことをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。