岸本周平の発言 (財務金融委員会)

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○岸本委員 国民民主党の岸本周平です。
 今日も質問の機会を与えていただいて、ありがとうございます。
 今日は、財務大臣に、新しい資本主義ということについて御見解を伺っていきたいと思っております。
 岸田内閣が発足されまして、新しい資本主義ということを掲げておられます。よく中身はまだ分からないということでありますし、新しい資本主義とおっしゃるということは古い資本主義というのがあるという前提なんでしょうけれども、資本主義の定義も定かでありませんので、よく分かりません。
 もし、新自由主義的な傾向を強く帯びている株主資本主義のようなものが古い資本主義だ、こうお考えなのかもしれませんけれども、そんな単純なものではなくて、実は、アメリカで株主資本主義が強く出てきたのは一九八〇年代ぐらいのことでありまして、実は、第二次世界大戦前でも、今でもある会社は幾つかありますけれども、例えばジョンソン・アンド・ジョンソンというような会社は、社是として、実は株主が一位じゃないというようなことをおっしゃっていて、ステークホルダー、ほかにもありますよね、それはまず顧客である、そして従業員であると。実は、第二次世界大戦前のアメリカのブルーチップの大企業は、結構、従業員とか顧客を第一のステークホルダーだというふうに会社の中で定義をして、実は企業運営をされていました。それが本来のオーソドックスな資本主義だったんだろうと思います。
 それが、たまたま戦後のある時期から、アメリカの方で、新自由主義を前提とした株主資本主義、これは当時、新しい資本主義だったんですね。それが新しい資本主義だったんです。もう一回、古い資本主義に戻ると。
 ただ、お気持ちは分かります。株主資本主義の行き過ぎがいろいろ弊害が起きているということは分かりますので、私は決して反対ではありません。新しい、かぎ括弧つきの資本主義を目指されるということについては、一緒に考えていきたいと思っておりますが。
 そこで、今、政府の方では、会議も開かれて、新しい資本主義実現本部もできておられます。その資料等を拝見しておりますと、例えば、具体的な政策として、例えばという例示ですけれども、中長期的視点からのステークホルダーの利益への配慮、あるいは社会的価値の提供というものにフォーカスしておられます。これは賃金や所得の引上げということにつながりますし、人材や無形資産の投資、あるいはフリーランスや非正規等の処遇改善が大事だというような問題意識を、内閣官房が作られている資料を拝見しますと出ております。
 この辺について財務大臣はどのようにお考えなのか、御所見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 岸本周平

speaker_id: 26898

日付: 2022-03-25

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会