岸本周平の発言 (財務金融委員会)
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○岸本委員 国民民主党の岸本周平です。よろしくお願いいたします。
これまでの審議を聞いておりまして、少し、私、違和感を持ちましたのは、役所の方の答弁が特に、政府委員の答弁が特にそうだったんですけれども、大手は立派で能力が高い、大手の監査法人はちゃんとしている、だけれども、準大手とか中小の監査法人は、どうも、能力ももう一つだし、駄目なんじゃないかというようなことで今度の制度改正が行われるというような印象を持ちました。
この後議論しますけれども、いろいろなデータを見ると、そういう部分がなきにしもあらずだとは思います。しかし、十五年間法律改正がなくて、大きな法律改正が今回行われます。もちろん、監査法人の社員の配偶関係に基づく業務制限のように当然やるべきこと、その他、今回の改正の中身は、私は、本来やるべき、もっと早くやっておくべきだったものばかりだと思います。
それで、賛成はするんですけれども、本当に、制度改正をするのに、大きいところがちゃんとしていて小さいところが駄目だからという理由で制度改正するというのは、余り、どうなんでしょうね。特に士業の場合、弁護士を考えていただくと、もちろん、大きなローファームはスペシャリストがたくさんいますから、そういうところは非常に間口が広くてパフォーマンスもいい、小さなローファームは、ブティックのようなものですから、それぞれのニーズに合わせてお客様、クライアントがつくんでしょうけれども。弁護士業界で、大きいから優秀で立派で、小さなローファームはどうも駄目で能力が低くてというようなことは余り聞いたことがありませんし、少なくとも、それを前提に制度が改正されたことは、私の仄聞する限りどうもないような気がするんですね。
そういう意味で、皆さんに思い起こしていただきたいんですけれども、オリンパスの事件がありました、東芝の粉飾事件がありました。これは本当に大変な大きなショックを私たちは受けるわけです。しかも、それを許したのが、あるいは、場合によってはそれに積極的に関与したのが当時の大手の監査法人じゃありませんか。四大監査法人がオリンパスや東芝などの不祥事に関わっていたということで大変ショックでありましたけれども、その後、改善がなされたことについては評価したいと思いますけれども、金融御当局として、この大手の監査法人の不祥事に対してどのように対応して今日まで来られたのか、大臣の御所見を伺いたいと思います。