岸本周平の発言 (財務金融委員会)
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○岸本委員 岸本周平でございます。
本日は、一般質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。
今日は、昨日閣議決定をされました骨太の方針について、まずもって御質問したいと思います。
今年の骨太の方針では、昨年までは明記されました、いわゆる二〇二五年度にプライマリーバランスを確保するという財政再建目標堅持の記述が消えております。ただ、政府としては目標そのものは変えていないんだという御説明でありまして。
その閣議決定の文書を読ませていただきますと、「財政健全化の「旗」を下ろさず、これまでの財政健全化目標に取り組む。経済あっての財政であり、現行の目標年度により、状況に応じたマクロ経済政策の選択肢が歪められてはならない。」いろいろ書いてありますけれども、「状況に応じ必要な検証を行っていく。」ということが書いてありまして、これ、何を言っているのかよく分かりません。どっちなんでしょうかということですよね。
私自身は、この委員会でも質問してまいりましたけれども、二〇二五年にプライマリーバランスが黒字化することを目標にすることは合理的でないという、そんな名目三%のバラ色の成長で解決するというようなことはないので、その目標はおかしい、もっと現実的な目標にすべきであるということを言ってきた立場の人間なんですけれども、この文章は、私も、霞が関におりましたので、こういう作文、いろいろやってきましたけれども、官僚作文としても、これはいかがなものかと。
私、これを読みましたときに思い出しましたのは、当時、大東亜戦争に向かうときの日本政府の国防方針を決めるとき、その後、太平洋戦争という言い方にもなっていますけれども、和平への道というのはあるわけですけれども、戦うとした場合に北進するのか、南進するのか、当時の国力から両方はあり得ない。しかし、いろいろな議論の中で北進と南進が両論併記された歴史をつい思い起こしてしまいました。
どっちなんやねんということは、ここからはなかなか、両方書いてあるということなんですね。一方で、二〇二五年、プライマリーバランスを回復するというおよそ非現実的な目標は変わっていないんだけれども、文章として、財政再建の旗は降ろさないと言っていますが、その目標年度についてはなぜか文章から落ちているということなんですけれども、財政規律として、財務大臣として、これは一体どういうことなのか、是非御説明を賜りたいと思います。