財務金融委員会

2022-06-08 衆議院 全181発言

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会議録情報#0
令和四年六月八日(水曜日)
    午後一時三十分開議
 出席委員
   委員長 薗浦健太郎君
   理事 井林 辰憲君 理事 越智 隆雄君
   理事 中西 健治君 理事 藤丸  敏君
   理事 稲富 修二君 理事 末松 義規君
   理事 吉田 豊史君 理事 角田 秀穂君
      井上 貴博君    石原 正敬君
      門山 宏哲君    川崎ひでと君
      神田 憲次君    神田 潤一君
      国定 勇人君    小泉 龍司君
      小島 敏文君    小森 卓郎君
      高村 正大君    塩崎 彰久君
      鈴木 隼人君    田野瀬太道君
      中川 貴元君    平沼正二郎君
      藤原  崇君    古川 直季君
      松本  尚君    三ッ林裕巳君
      八木 哲也君    柳本  顕君
      山田 美樹君    山本 左近君
      若林 健太君    鷲尾英一郎君
      江田 憲司君    櫻井  周君
      下条 みつ君    中川 正春君
      西村智奈美君    野田 佳彦君
      赤木 正幸君    沢田  良君
      藤巻 健太君    金城 泰邦君
      中川 宏昌君    岸本 周平君
      田村 貴昭君
    …………………………………
   財務大臣
   国務大臣
   (金融担当)       鈴木 俊一君
   内閣府副大臣       黄川田仁志君
   財務副大臣        岡本 三成君
   内閣府大臣政務官     宗清 皇一君
   総務大臣政務官      鳩山 二郎君
   法務大臣政務官      加田 裕之君
   財務大臣政務官      高村 正大君
   財務大臣政務官      藤原  崇君
   厚生労働大臣政務官    深澤 陽一君
   国土交通大臣政務官    泉田 裕彦君
   政府参考人
   (金融庁総合政策局政策立案総括審議官)      井藤 英樹君
   政府参考人
   (金融庁企画市場局長)  古澤 知之君
   政府参考人
   (金融庁監督局長)    栗田 照久君
   政府参考人
   (金融庁証券取引等監視委員会事務局長)      油布 志行君
   政府参考人
   (総務省大臣官房審議官) 川窪 俊広君
   政府参考人
   (財務省大臣官房長)   新川 浩嗣君
   政府参考人
   (財務省主計局次長)   阿久澤 孝君
   政府参考人
   (財務省主税局長)    住澤  整君
   政府参考人
   (財務省国際局長)    三村  淳君
   政府参考人
   (国税庁次長)      重藤 哲郎君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議官)           川又 竹男君
   政府参考人
   (厚生労働省大臣官房審議官)           横幕 章人君
   政府参考人
   (観光庁観光地域振興部長)            大野  達君
   参考人
   (日本銀行総裁)     黒田 東彦君
   参考人
   (日本銀行政策委員会室長)            千田 英継君
   財務金融委員会専門員   鈴木 祥一君
    ―――――――――――――
委員の異動
六月八日
 辞任         補欠選任
  石井  拓君     国定 勇人君
  石原 正敬君     川崎ひでと君
  塩崎 彰久君     柳本  顕君
  田野瀬太道君     山本 左近君
  八木 哲也君     小島 敏文君
  伴野  豊君     西村智奈美君
  中川 宏昌君     金城 泰邦君
同日
 辞任         補欠選任
  川崎ひでと君     石原 正敬君
  国定 勇人君     小森 卓郎君
  小島 敏文君     八木 哲也君
  柳本  顕君     古川 直季君
  山本 左近君     平沼正二郎君
  西村智奈美君     伴野  豊君
  金城 泰邦君     中川 宏昌君
同日
 辞任         補欠選任
  小森 卓郎君     松本  尚君
  平沼正二郎君     田野瀬太道君
  古川 直季君     塩崎 彰久君
同日
 辞任         補欠選任
  松本  尚君     石井  拓君
    ―――――――――――――
五月二十五日
 所得税法第五十六条の廃止に関する請願(新垣邦男君紹介)(第一三三七号)
 同(大河原まさこ君紹介)(第一三三八号)
六月一日
 所得税法第五十六条の廃止に関する請願(近藤昭一君紹介)(第一四〇三号)
同月六日
 消費税率五%への引下げに関する請願(田村貴昭君紹介)(第一五六九号)
 同(志位和夫君紹介)(第一六二三号)
 消費税率の引下げと適格請求書等保存方式導入中止に関する請願(志位和夫君紹介)(第一六二四号)
同月七日
 所得税法第五十六条の廃止に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一九一〇号)
 同(笠井亮君紹介)(第一九一一号)
 同(穀田恵二君紹介)(第一九一二号)
 同(志位和夫君紹介)(第一九一三号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第一九一四号)
 同(田村貴昭君紹介)(第一九一五号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第一九一六号)
 同(宮本岳志君紹介)(第一九一七号)
 同(宮本徹君紹介)(第一九一八号)
 同(本村伸子君紹介)(第一九一九号)
同月八日
 消費税率五%への引下げに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二二六七号)
 同(笠井亮君紹介)(第二二六八号)
 同(穀田恵二君紹介)(第二二六九号)
 消費税率を五%に引き下げ、複数税率・インボイス制度の即時廃止を求めることに関する請願(志位和夫君紹介)(第二二七〇号)
 同(塩川鉄也君紹介)(第二二七一号)
 同(田村貴昭君紹介)(第二二七二号)
 同(高橋千鶴子君紹介)(第二二七三号)
 消費税インボイス制度の実施中止に関する請願(井坂信彦君紹介)(第二二七四号)
 同(神谷裕君紹介)(第二二七五号)
 同(菊田真紀子君紹介)(第二二七六号)
 同(たがや亮君紹介)(第二二七七号)
 同(長友慎治君紹介)(第二二七八号)
 同(牧義夫君紹介)(第二二七九号)
 同(宮本岳志君紹介)(第二二八〇号)
 同(宮本徹君紹介)(第二二八一号)
 同(本村伸子君紹介)(第二二八二号)
 同(早稲田ゆき君紹介)(第二二八三号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 参考人出頭要求に関する件
 財政及び金融に関する件
     ――――◇―――――
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薗浦健太郎#1
○薗浦委員長 これより会議を開きます。
 財政及び金融に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 両件調査のため、本日、参考人として日本銀行総裁黒田東彦君、政策委員会室長千田英継君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として金融庁総合政策局政策立案総括審議官井藤英樹君、企画市場局長古澤知之君、監督局長栗田照久君、証券取引等監視委員会事務局長油布志行君、総務省大臣官房審議官川窪俊広君、財務省大臣官房長新川浩嗣君、主計局次長阿久澤孝君、主税局長住澤整君、国際局長三村淳君、国税庁次長重藤哲郎君、厚生労働省大臣官房審議官川又竹男君、大臣官房審議官横幕章人君、観光庁観光地域振興部長大野達君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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薗浦健太郎#2
○薗浦委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
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薗浦健太郎#3
○薗浦委員長 質疑の申出がありますので、順次これを許します。井上貴博君。
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井上貴博#4
○井上(貴)委員 自由民主党の井上貴博です。
 まず冒頭に、本日、財務金融委員会で、薗浦委員長、それから両筆頭理事、そして理事の皆様方の御配慮で、東証と日銀の視察をセットしていただきまして、本当にありがとうございました。いい勉強になりました。今日の質問にも若干関わってまいりますので、そういう面では非常にありがたい視察でもございました。
 今日の質問ですけれども、国際金融センターとG20のことについて質問をさせていただきたいというふうに思います。
 現在、アジアの経済規模は、GDPでいうと世界のGDPの約三割を占めるという大規模なものであり、アジアの資本力は世界に大きな影響力を持っているところであります。
 現在、領土を拡大し、資源も豊富で、人口も多く、軍事力も強大な中国が、経済力を持ち、アジアで台頭しているのが実情であります。そういう中で、中国は、自由で、民主主義、人権、法の支配が確立されているというふうには言えない国家だというふうに思っています。そういう中で、二〇二〇年には、一国二制度を求められていた香港について、国家安全維持法により急に方針転換が図られたことは記憶に新しいところであります。
 このような国家に、資源、食料、軍事力のみならず、金融、経済まで覇権を握られてしまうということには、危機感を感じ得ません。
 また、今、二月の二十四日のウクライナ侵攻以降、緊張感が増しています。そういう状況下で、台湾海峡を含むアジアの情勢も大きく変化をしております。台湾の有事の可能性だって、ある可能性だって秘めています。
 そういう状況下の中で、香港の金融センター自体が、公正性、中立性を保ってその役割を今後も果たしていくことが難しくなってきているのではないかというふうに感じる昨今であります。
 自由と民主主義、人権、法の支配を確立されている日本だからこそ、それができるものだというふうに思っていますし、日本の国際金融センターとしての強み、役割は何であるか、まず、政府としての御見解をお聞かせいただきたいと思います。
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井藤英樹#5
○井藤政府参考人 お答え申し上げます。
 世界に開かれた国際金融センターを確立するためには、日本がビジネスを行う場としてより魅力的な国家であることが必要だというふうに考えてございます。
 この点、日本の強みといたしましては、先生もおっしゃったとおり、確固たる民主主義、あるいは法治主義に支えられた安定した政治、良好な治安や生活環境などが、まずもって挙げられるというふうに考えてございます。また、我が国は、大きな実体経済と株式市場や、約二千兆円という家計金融資産もあり、資産運用ビジネスにとっての大きなポテンシャルといったものもあろうかと考えてございます。
 こうした日本の強みやポテンシャルを生かし、国内外の資金を成長分野へとつなぐ国際金融センターとして、魅力あるマーケットを構築することが必要であるというふうに考えてございます。
 また、こうしたことを取り組むことによりまして、例えば、グローバルにパンデミックや自然災害あるいは地政学的なリスクが高まる中、危機時においても世界の金融マーケットの機能が健全に維持されるといった観点からも、国際的なリスク分散にも貢献できるというふうに考えてございます。
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井上貴博#6
○井上(貴)委員 ありがとうございます。
 ただいま参考人からも言及がありましたとおり、法の支配、民主主義、資本主義を確立している日本だからこそ、アジアにおける国際金融センターのハブ的な役割をコントロールすることができるんだというふうに思っています。その役割は世界からも求められているのではないかというふうに感じています。そういう中で、それが経済にとっての経済安全保障につながるのではないかというふうにも思います。
 そこで、日本へのハブ的な国際センターの誘致の現状はどういうふうになっているのかをお聞かせいただきたいというふうに思います。
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井藤英樹#7
○井藤政府参考人 お答え申し上げます。
 日本が国際金融センターとしての地位を確立し、世界における日本の金融面での重要性を高めていくことは、先生も御指摘していただいたとおり、経済安全保障の観点からも重要だというふうに考えてございます。
 日本の金融市場の魅力を高めるための取組につきましては、所要の税制改正、あるいは資産運用業者の参入手続の簡素化、在留資格の特例の創出、さらには英語によるワンストップでの支援窓口の創出などを盛り込んだ総合的パッケージを二〇二〇年末に策定したところでありまして、海外資産運用業者の誘致に積極的に取り組んできてまいってございます。
 こうした取組の結果、コロナの影響によりまして外国人の入国が必ずしも容易ではなかったという状況下でありましたが、海外資産運用業者が、英語によるワンストップ対応を通じまして、これまで以上に迅速かつ円滑に参入できた事例がコンスタントに出てきているところでございます。
 今後、ポストコロナも見据えまして、こうした動きを更に加速すべく、海外金融事業者の参入促進に向けた取組を本格稼働してまいりたいというふうに考えてございます。
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井上貴博#8
○井上(貴)委員 ありがとうございます。
 今日も視察の中で、東証も、英語力の強化、そして英語での報告書の提出など様々な改革を行って、環境整備を整えてくれている感じは受けさせていただきました。
 そういう中で、国際センターを本格的に誘致するためには、今言われたように、税制面での課題、それから環境整備をしっかりと進めていく必要があると思いますが、政府として、こういった課題を乗り越えてでもやるという覚悟はお持ちなんでしょうか。今後の方針をお聞かせください。
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井藤英樹#9
○井藤政府参考人 お答え申し上げます。
 御指摘の税制については、昨年、法人税、相続税、所得税につきまして抜本的な措置を講じていただいたところではございます。さはさりながら、今後とも、国内外の金融関係者の声を聞きながら、更に講ずべき課題があれば継続して把握し、是非解消していければというふうに考えまして、こうしたことを通じまして、海外の金融機関や高度金融人材を呼び込んでいきたいというふうに考えてございます。
 また、世界に開かれた国際金融センターを確立するためには、ビジネス環境の整備に加えまして、日本の金融資本市場そのものが魅力的であるということも同時に必要だというふうに考えてございます。
 この点、今般閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針や新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画におきまして、スタートアップ等への円滑な資金供給に向けた日本の金融資本市場の機能向上やサステーナブルファイナンスの推進といった施策に重点的に取り組んでいくこととしておりまして、金融庁といたしましては、こうした取組を通じて、併せて日本市場の魅力向上にも努めてまいりたいというふうに考えてございます。
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井上貴博#10
○井上(貴)委員 時間がありませんので、次の質問に移らせていただきたいと思います。
 四月の二十日、二十一日、ワシントンで行われたG20、G7財務大臣・中央銀行総裁会議が行われました。
 この会議は、現在のウクライナ情勢の中で行われた会議であります。G20にロシアが入っていることもあり、コミュニケとしてまとめられなかったとお聞きしていますが、その要因は何であったんでしょうか。また、G20の中では、ロシアに対して、G20から外すか、そうではなくて、G20に入れたままで猛省を促していくか、どのような意見が出ているのでしょうか。このような点も含めて、G20、G7財務大臣・中央銀行総裁会議の総括をお聞かせいただきたいというふうに思います。
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三村淳#11
○三村政府参考人 お答え申し上げます。
 まず、先生の御質問の中で、四月のG20、コミュニケが出なかったのではないかというお尋ねでございましたけれども、事実として、御指摘のとおりでございまして、四月のG20においては共同声明は発出をされてございません。
 その要因とお尋ねでしたけれども、一般的に、G20を開催した際に、共同声明、いわゆるコミュニケを出すかどうか、これは基本的には議長国が判断をするということでございますので、今年の場合、インドネシアが議長国でございますけれども、この四月のG20では、まさにインドネシアが議長国として、コミュニケは出さない、こういう判断をしたということだと認識をしてございます。
 実際の会議でございますけれども、日本としては、我々G7を始め各国と連携をしてロシアに断固たる対応を取らせるということで、例えば、ロシアの財務大臣はオンライン参加にとどまる一方で、これはG20のメンバーではないわけでございますけれども、ウクライナの財務大臣は対面で参加をしてリードスピーカーも務めた。こういう中で、G20の多くの国が、これは日本も含めまして、発言の中でロシアを厳しく非難をする。こういった形で、かなり異例の会議になったというふうに、異例の対応が取られたというふうに認識をしてございます。
 各国でロシアについてどういう意見があったのか、これは、先生も御承知のとおり、G20の中で、他国の発言については触れないというのは慣例でございますので控えますが、鈴木大臣からは、非常にロシアに対して厳しいメッセージを発信いただくとともに、このG20の直後にG7も開催しまして、ロシアの侵略戦争を非難する、こういう共同声明をG7としては発出をしているということでございます。
 もとより、ロシアのウクライナの問題以外にも、例えば国際保健ですとか債務ですとか、日本としても重視をしております様々な課題についても、内容としても一定の前進、成果が得られた会議であったというふうに総括をしてございます。
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井上貴博#12
○井上(貴)委員 ありがとうございます。
 このG20、G7の財務大臣・中央銀行総裁会議で、鈴木財務大臣、黒田総裁はどのような発言をされたのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。
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鈴木俊一#13
○鈴木国務大臣 四月のG20及びG7会合では、ウクライナのマルチェンコ財務大臣の参加を得まして、ロシアのウクライナ侵略による世界経済への影響等について議論をいたしました。
 私からは、ロシアの侵略について、明白な国際法違反であり、最も強い言葉で非難すること、エネルギー、食料価格高騰を始めとする世界経済が直面する多くの困難の元凶であること、一刻も早く平和を取り戻すことが世界経済にとっても最も重要であり、国際社会が一致団結してロシアに圧力をかける必要があること、現下の情勢においてロシアはG20に参加すべきではないことなどを表明し、ロシアに対して厳しいメッセージを発信いたしました。その上で、こうした困難を乗り越えるため、多国間協調が一層重要であると申し上げたところでございます。
 日銀の黒田総裁からは、ロシアのウクライナ侵略が日本経済や物価に与える影響について説明されました。
 特に、G7では、ロシアのウクライナに対する侵略戦争を非難する共同声明を取りまとめ、発出することができました。ロシアに対して、戦争の代償を高めるため、協調した行動を取ることを確認したところでございます。
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井上貴博#14
○井上(貴)委員 ありがとうございます。
 このG20財務大臣・中央銀行総裁会議は本当に重要な会議だというふうに思っています。特に、今の有事の状況下で決定しなければいけないことは様々ございます。
 その中で、野田元総理から、二月の十五日財務金融委員会、それから二月の十八日の予算委員会でも、G20は世界のGDPの九割を占める主要な国が集まる会議で、国際会議の中でも極めて重要な会議であるので、財務大臣が出席するべきであるという趣旨を言っていただきました。
 私も全く同じ意見でありまして、こういう有事の際には必ず必要だ、こういうときは、ある意味では、与野党共に結束をして、政争の具にすることなく、財務大臣、総理大臣、様々な主要閣僚を主要な会議に出席をさせるということというのを、是非、国対の中でも、国会の運営の中でも御議論していただき、そして、気持ちよく送り出していただけるような環境をつくっていただければありがたいと思っています。それが我々にとっての、全ての国民のための国益だということを考えて我々は行動しなければならないんだということを改めて思った今回のウクライナ情勢であり、そして今の現状だというふうに思っております。
 これから様々な議論があると思いますけれども、こういう有事の際の国家としての方向性を示す大事な会議であります。何とぞ野党の皆様方も御協力をいただいて、そういう会議には出席できるような環境整備を与野党共につくっていければと思いますので、何とぞ御協力をお願いしまして、私の質問を終わらせていただきたいというふうに思います。
 ありがとうございました。
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薗浦健太郎#15
○薗浦委員長 次に、中川宏昌君。
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中川宏昌#16
○中川(宏)委員 公明党の中川宏昌です。よろしくお願いいたします。
 先週、大変遺憾な、あり得ない事件が報道をされております。国税局の現役職員による巨額給付金詐欺事件であります。与党の一員として、国民の皆様に大変に申し訳ない気持ちと怒りの思いでいっぱいであります。事もあろうに、行政の人間として行政手続を熟知している立場を悪用し、給付金を不正に我が物にするという、極めて悪質で言語道断な事件であり、当局としても、厳正な調査と原因究明、再発防止に努めていただきたいと思います。
 まず、この点について御答弁をお願いしたいと思います。
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鈴木俊一#17
○鈴木国務大臣 東京国税局管内の税務署に勤務する職員が、六月一日に持続化給付金の詐欺の容疑により逮捕されました。国民に税金を納めていただくという業務に関わり、高い倫理意識を求められる税務署職員がこのような事態を招いたことは誠に遺憾なことと考えており、私から改めておわびを申し上げるところでございます。
 本件につきましては、引き続き事実関係を確認しているところでありますが、綱紀の厳正な保持について、直ちに、翌六月二日に全国の国税局長に対して注意喚起を指示するとともに、全職員に対して指示文書を発出しております。これは六月の六日でございます。
 また、今後、職員向けのコンプライアンス研修の内容を工夫して、継続的に注意喚起するとともに、より効果的かつきめ細やかな身上把握の手法や指導方法を検討、実施するなど、再発防止策の強化に取り組みつつ、国民の皆様方の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。
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中川宏昌#18
○中川(宏)委員 ありがとうございました。
 二度とこのような事象を発生させない、そういうような思いの中で再発防止に努めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、デジタルの国際課税の問題についてお伺いをいたします。
 近年、巨大IT企業に注目が集まり、デジタルビジネスが加速度的に拡大をしております。現在の国際課税原則では、外国企業の支店等の物理的拠点、PEが市場国にある場合のみ、事業から生じた所得へ課税できます。しかし、PEがない場合、その市場国では課税が行えない問題が顕在化をしている状況であります。加えて、過度な法人税の引下げ競争により、各国の法人税収入基盤が弱体化してきているとともに、企業間の公平な競争条件が阻害される状況が生じていると言われております。
 これに対する取組といたしまして、OECDとG20、約百四十か国・地域が参加をし、税源侵食と利益移転、BEPS包摂的枠組みにおいて長年議論が進められ、二〇二一年十月に、市場国への新たな課税権の配分、グローバルミニマム課税の二つの解決策を合意しているところであります。
 我が国においては令和五年度以降の税制改正の予定と聞いておりますが、その実現に向けました財務省の取組をお伺いしたいと思います。
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住澤整#19
○住澤政府参考人 お答え申し上げます。
 委員御指摘のとおり、OECD、G20のBEPS包摂的枠組みにおきまして、昨年十月、経済のデジタル化に伴う課税上の課題に対する、二本の柱から成る対応策が合意されたところでございます。
 このうち、第一の柱は、今御説明がありましたとおり、物理的拠点を置かずにビジネスを行う多国籍企業に対しても市場国において課税を行えるようにするための国際課税原則の見直しであり、第二の柱は、法人税の引下げ競争に歯止めをかける観点からのグローバルミニマム課税の導入でございます。
 このうち、第一の柱につきましては、現在、多国間条約や詳細なルールの策定に向けて、引き続き関係国間で議論が行われているところでございます。また、第二の柱につきましては、各国国内法のモデル法が既にOECDより公表されておりまして、主要各国において法制化に向けた動きが生じてきていると承知しております。
 我が国といたしましても、本合意の早期の実施に向けて、引き続き、国際的な議論に積極的に貢献するとともに、今後の議論の進展を踏まえまして、令和五年度以降の税制改正における国内法の整備に向けて検討を行ってまいりたいと存じます。
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中川宏昌#20
○中川(宏)委員 続きまして、暗号資産についてお伺いしたいと思います。
 先般、資金決済法が成立をいたしました。今後、ステーブルコインが資金決済に使われる時代に入ります。最近、ビットコインは下落、また、ステーブルコインも、五月に、テラUSDの暴落が暗号資産市場全体に影響を及ぼしました。一方、中国は、デジタル人民元の早期導入を目指しており、我が国としても、インターネット空間でのデジタル決済の在り方を慎重かつ早急に対応していかなくてはいけないと思います。
 デジタルマネー類似型ステーブルコインや法定通貨はいわゆる中央集権型と言われ、元々の暗号資産は分散型であり、中央集権型を嫌っていると言われます。ただ、ビジネスベースになりますと、中央集権型でないとリスクが高くなって、扱うことが難しいとお聞きをいたします。
 デジタルマネー類似型ステーブルコインでの決済が来年スタートするわけでありますけれども、海外を見ると、様々な事件が見受けられております。これは大事な制度でありますので、導入に際して細心の注意をしていただきたいと思いますが、今後の制度の行方も含めて、御見解をお伺いしたいと思います。
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古澤知之#21
○古澤政府参考人 お答え申し上げます。
 近年、法定通貨と価値を連動させましたステーブルコインを用いた取引が海外において増加してございます。将来的に幅広い分野で送金・決済手段として用いられる可能性がある、国際的に利用者保護、マネロン上の課題が指摘されているということを踏まえまして、先日、六月三日に成立いたしました改正資金決済法において、広く送金・決済手段として用いられるステーブルコインについて、その取引を行う事業者を登録制とするということなどの規律を導入したところでございます。
 法案の成立を受けまして、先生の問題意識もきちんと受け止めながら、今後、改正法の施行に向けて、政令、内閣府令、ガイドラインなどについて適切に準備を進めてまいりたいと考えてございます。
 また、先生の御指摘にもございましたが、ステーブルコイン、暗号資産を取り巻く環境は、グローバルに、かつ急速に変化してございます。金融庁といたしましては、こうした変化を踏まえつつ、利用者保護やマネロン対策の確保、イノベーションの促進による利便性の高いサービスの実現、これらを両立させていくことが重要というふうに認識しているところでございます。
 引き続き、規制、監督に関する国際的な議論の動向や民間事業者によるビジネスの実態、これらを丁寧にフォローし、制度改正などに反映させてまいりたいと考えてございます。
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中川宏昌#22
○中川(宏)委員 よろしくお願いいたします。
 続きまして、防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策についてお伺いをします。
 私は、三月二十五日のこの委員会でも質問をさせていただきましたが、この加速化五か年で、十五兆円のうち、三月時点で、全体でおおむね七兆円台半ば、そのうち国費ベースは約三兆五千億円という御答弁をいただきました。
 令和四年度になりまして、早速、この二か月の間に、多くの自治体の首長から御要望等をいただいているわけでありますけれども、必ず話題になるのが加速化五か年の行方とその後のことであります。現在、五年のうち二年で約半分が措置をされておりまして、ラスト一年、またその先はどうなるのか、大変危惧していらっしゃいます。
 災害への対応の取組では、この六月一日から線状降水帯予測が始まりました。これは半日から六時間前までに気象情報の中で伝える取組であります。大雨の様々な対策が急務であります。
 通常国会も最終盤になりますので、改めて、インフラ整備、町づくりなどの国土強靱化の取組の継続性の重要性についてお考えをお伺いしたいと思います。
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岡本三成#23
○岡本副大臣 中川委員におかれましては、防災・減災、国土強靱化、現場の実情をつぶさに把握をしながら政府に御助言をいただきまして、心から感謝をしております。
 激甚化そして頻発化いたします災害やインフラ老朽化等から国民の皆様の命を守ることは、国の重大な責務であります。そのような認識の下、例えば、昨年夏の大雨等を踏まえまして、先ほど委員御指摘をいただきました線状降水帯の予測精度向上の取組を加速化するなど、関係省庁と連携をして、現在、国土強靱化の取組を強化をしております。
 今後も、関係省庁と連携を密に取りまして、五か年加速化対策の推進を含めまして、中長期的かつ明確な見通しの下、災害に強いインフラ整備や町づくりなど、防災・減災、国土強靱化の取組を継続的に推進していきたいと考えています。
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中川宏昌#24
○中川(宏)委員 副大臣、ありがとうございました。是非、中長期的に対応をお願いしたいと思います。
 最後の質問になろうかと思いますけれども、若者の自殺対策への予算措置についてお伺いをしたいと思います。
 日本においての自殺者数でありますけれども、近年、減少傾向で推移してきましたが、コロナ禍の二〇二〇年は一転し、前年比で九百十二人増の二万一千八十一人に上りました。世界同時不況を招いたリーマン・ショック直後の二〇〇九年以来十一年ぶりのプラスとなり、女性や小中高生が増加した点が特徴であります。男性は十一年連続で減りましたが、女性は七千二十六人で、二年ぶりに増えまして、小中高生も一九年度比で約二五%増の四百九十九人になっております。
 公明党としても、この若者の自殺対策に力を入れてきておりまして、二一年には、公明党の訴えで、自殺を考える人の社会的孤立を省庁横断で対応する孤独・孤立対策担当室が政府内に新設をされました。また、二一年度予算案で地域自殺対策強化交付金の増額が実現をしました。
 そういった状況の中で、若い人によりしっかりとやっていこうということで、近年は、SNSを活用した相談窓口、こういうのもできておりまして、寄り添った対応をしておりますけれども、こういった取組をやっている中で、課題も浮かび上がりました。まず、対応するスペシャリストの育成、そして対面相談など、次にどうつなげていくかであります。これだけで十分だというカウンセラーのお話もございますけれども、いわゆるゲートキーパーの育成ですとか、スキルアップが重要な鍵となるというふうに思っております。治療型から予防型への社会に早く移行していくことが大事でありまして、SNS等により発信者が増えましても、それを受け止める側が足りなければ元も子もないことになります。
 相談体制の構築、人材育成の支援の充実など、地方公共団体が現場できめ細かく対応するのが必要であると思いますけれども、ここに思い切った予算措置をしていただきまして、自殺を根絶する強い意思をお示ししていただきたいと思いますが、この点について、最後、お伺いしたいと思います。
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川又竹男#25
○川又政府参考人 自殺対策の推進は重要な課題と認識をしております。
 厚生労働省では、地域自殺対策強化交付金などにより、地方自治体における自殺対策の取組を支援をしており、地方自治体において、ゲートキーパーの育成、相談対応を行う人材の育成も含めたSNS相談体制の強化などに取り組んでいただいております。
 令和二年に自殺者が増加するなど、新型コロナウイルス感染症の影響による自殺リスクの高まりが懸念されていることから、令和四年度当初予算の地域自殺対策強化交付金の増額を図るとともに、令和三年度補正予算で計上しました新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金も活用し、地域における自殺対策の強化をしているところでございます。
 引き続き、地域の実情に応じた自殺対策を講じることができるよう適切な執行を図るとともに、財政当局ともよく相談してまいりたいと考えております。
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中川宏昌#26
○中川(宏)委員 ありがとうございました。
 命を守る予算につきましてはしっかりと重点的に配分していただいて、特に、これは、地域がしっかりと見守っていただける体制の予算をしっかりと組んでいただきたいというふうに思っております。
 時間となりましたので、以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。
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薗浦健太郎#27
○薗浦委員長 次に、西村智奈美君。
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西
西村智奈美#28
○西村(智)委員 立憲民主党の西村智奈美です。
 私は、今日は、桜を見る会前夜祭での安倍晋三後援会の有権者への違法寄附疑惑、この疑惑問題についての結末にも私自身は納得しているわけではございませんが、この違法寄附疑惑の中で新たに発覚いたしましたサントリーからの酒類無償提供問題について質問をいたします。
 本日、参考人として、安倍元総理、そして安倍氏の元秘書である配川氏、そしてサントリー社長の新浪氏を参考人としてお呼びすることをお願いしておりましたが、大変残念ですが、お越しいただけませんでした。事実関係を明らかにするためには、これらの参考人の方々からお話を聞くことが不可欠ですので、次回以降も参考人としての出席を、是非、委員長、お願いをいたしたいと思います。
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薗浦健太郎#29
○薗浦委員長 後刻、理事会で協議をいたします。
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