杉田水脈の発言 (内閣委員会厚生労働委員会連合審査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○杉田委員 自由民主党の杉田水脈です。
本日は、こども家庭庁の法案について質疑の機会をいただきましたが、その前に、まず、前回の質疑に対する答弁について確認したいことがございます。
四月二十日の内閣委員会におきまして、内閣府の広報誌「共同参画」のインタビュー内で選択的夫婦別氏制度に賛成と見受けられる方の御意見が掲載されていることについて、男女共同参画に選択的夫婦別氏制度は必要条件なのか、また、今後は選択的夫婦別氏制度に慎重な方のインタビュー等も掲載する予定であるのかという趣旨の質問をいたしましたところ、林男女共同参画局長より、次のような御答弁をいただきました。皆様、資料をお配りしておりますので御覧いただければと思いますが、一部を御紹介いたします。
「夫婦の氏に関する法制度につきましては、令和四年三月二十五日に公表された家族の法制に関する世論調査によれば、現在の法制度を維持した方がよいとする回答が全体の三割を下回っておりまして、特に二十代から四十代では、現在の法制度について一〇%台の低い支持にとどまっております。こういったことから、これから結婚して家庭を築くとともに社会の第一線で活躍する世代を中心に、新しい法制度を求める声が高まっているものと受け止めております。」
さて、お配りした資料の二枚目を御覧ください。こちらは、御答弁の中にありました、内閣府による家族の法制に関する世論調査でございます。
確かに、現在の法制度を維持した方がよいとする回答は二七・〇%で全体の三割を下回っておりますが、現在の法制度である夫婦同姓制度を維持した上で旧姓の通称使用について法制度を設けた方がよいという回答が四二・二%、一方で、選択的夫婦別氏制度を導入した方がよいという回答は二八・九%で全体の三割を下回っております。
私は、これは現在の法制度を維持することを支持する回答は計六九・二%であると読み取ることが自然であると思うのですが、いかがでしょうか。
後段の「特に二十代から四十代では、現在の法制度について一〇%台の低い支持にとどまっております。」という部分につきましても、現在の制度である夫婦同姓制度を維持した上で旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよいという選択肢を合わせると、いずれも約六〇%前後が現在の制度を維持する旨を回答しており、選択的夫婦別氏制度を導入した方がよいとの回答はいずれも三〇%台です。
私は、これは「新しい法制度を求める声が高まっているものと受け止めております。」という御答弁とはむしろ逆の調査結果ではないかと感じております。
せっかく調査を行ったのに、新しい法制度を求めていない約七割の方々の意見は無視するのですか。調査結果を国会答弁のために都合よく歪曲して、都合の悪い部分には目をつむる。だったら、最初から調査などする必要ないじゃないですか。調査結果がどうであろうと、男女共同参画局は選択的夫婦別氏制度を求める声が高まっていることにしますということですか。内閣府はいつもこのようなアンケートの読み方をしているのですか。国会質疑に対して、その場だけやり過ごせばいいと、事実とは異なる答弁をしているのですか。
今回、私は、運よく気づくことができて、ありがたいことにこうして指摘をする機会をいただきました。しかし、そうでなかったら、局長の御答弁が既成事実として独り歩きをしたのではないでしょうか。そしてまた、こうしたことがこれまでも行われてきたのではないですか。行政の責任が問われます。このことについて、納得のいく御説明をお願いいたします。