杉田水脈の発言 (内閣委員会厚生労働委員会連合審査会)
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○杉田委員 そもそも、私、調査結果は質問していないんですね。選択的夫婦別氏制度について広報を公正にしてほしいということを言ったときに、この答弁が来たんですよ。局長の答弁からは、今のような詳しい説明をしていただければ分かりますけれども、そういったことは全く伝わってこないんですね。
私も公務員出身ですけれども、できるだけ分かりやすく、見た人に誤解を与えないようにということは常日頃からしっかりと気をつけてきたことでございます。この調査結果が今後いつまで閲覧可能なのか分かりませんが、先月の御答弁は、未来永劫、議事録として残るわけです。未来の人々が、当時、別氏制度について国会でどういった議論が行われていたんだと振り返ったときに、令和四年には夫婦同姓制度を維持する方がよいと考える人は三割以下だったのかと誤った認識で残ることをどうか猛省していただきたいと思います。
そして、調査に答えたのになかったことにされた回答者の方々、調査を行い結果を取りまとめた担当者に対してどれほど失礼なことをしたのか、真摯にお考えいただきたいと思っております。
さて、では、こども家庭庁の方の質問に移ります。
私は、国会議員になる前、先ほども申し上げましたが、地方自治体の職員をしておりました。最後の五年間は子育て支援を担当しており、当時から、日本の子育て支援施策には子供の視点がない、働く親支援になっていると感じておりました。この度は、こどもまんなかを掲げる野田大臣とこども家庭庁について議論できることを大変うれしく思っております。
私自身、子育てをしながら仕事をしておりましたが、当時の保育所の保育時間は、朝の八時から夕方六時まででした。実際にやってみると、六時に子供を迎えに行き、帰宅し、御飯を作って食べさせ、お風呂に入れて、寝かせるのはどんなに頑張っても九時になります。朝は、七時前には起こして、朝御飯を食べさせ、支度をし、八時までには保育所に送り届けなければなりません。
現在は、公立保育所でも夜八時、遅いところでは十時まで預かる自治体もあります。保育時間の延長によって親は遅くまで働くことができますが、子供の成長にとって、それはいいことなのでしょうか。子供が保育所に通う乳幼児期は、体も脳も発達が著しい時期で、睡眠時間は特に大切です。
また、病児保育、病後児保育が足りないということは度々問題になります。子供が急に熱を出して預けるところがない保護者の方の気持ちは痛いほど分かりますが、子供の気持ちはどうでしょうか。病気のときぐらいは、お母さん、お父さんといたいと思うのではないでしょうか。
これまで、海外の子育てについても視察をいたしました。
フランスは、国民に一番大切なものは何かと尋ねると、家族と答える人がとても多いそうです。家族を大切に考えるフランス人は、労働と家庭生活のバランスを取ることを第一に考えており、それを守るために社会システムと法律が整備されました。一九三二年のことです。
また、デンマークでは、子育て中は、男女とも、大抵、午後三時から四時に退社できるそうです。保育所に子供を迎えに行って、家族で食卓を囲み、団らんをし、同僚と飲みに行ったりするのはその後なのだそうです。
また、近年、北欧などの福祉先進国では、乳幼児期はできるだけ親と一緒にいる方がよいと考える三歳児神話が復活しており、例えば、スウェーデンでは、十八か月未満の赤ちゃんは預からないという方針を取っています。
フランスでは、生後八週間から子供を預けることができますが、今後は、できるだけ家にいられる方向へ向かうそうです。また、フランスでは、保育費用が家計の一二%を超えてはいけないという基準が設けられています。
このように、海外では、子供ができたら、子供のペースに大人が合わせて生活をする国が多々あります。
本当のこどもまんなかの社会をつくるには、男女を問わず、子育て期の親の働き方を見直すことが肝要だと考えますが、こども家庭庁はどのように経済界を巻き込んでいくのでしょうか。文部科学省との連携は度々議論になりますが、経済産業省、厚生労働省とはどのように連携していくのでしょうか。