山下一仁の発言 (農林水産委員会)

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○山下参考人 本当に私が一番言いたいスライドを指摘していただいて、どうもありがとうございました。
 農の心がなくなったんです。減反政策と農地転用で農の心がなくなった。物すごくもうかったわけですね。だから、その農の心を取り戻すにはどうするか。農家が、農業を誇りだと思えるような職業であるという認識を持たないと駄目なんです。その後に石橋湛山の言葉もありますけれども、みんな農業というのはつまらない産業だと。
 農村政策でもそうです。何か、直売所とかなんとか、そういうアイデアは出ます。そうすると必ず、じゃ、あなた方は何かサポートを行政に期待しますかと言うんです。自立自助の人たちだったら、農業を農業としてやろうとする人たちならサポートなんか要らないんです、はっきり言って。そういう農業をやるため、農業として食っていける農業、これが自立経営農家といって、農業基本法が目指した農家なわけです。
 そのためには、農業だけで暮らしていく、ちゃんとゾーニングをやって、しかも、農政の対象を、フランス農政のように、労働の半分、所得の半分を農業からやってくる、そこに農業の、国の政策資源を全部集中すべきだと。そういうことによって誇りのある、農地を転用するのが俺たちの役割じゃないよと。国民に食料を安定的に供給するからこそ農本主義なんです。真の農本主義はそこなんです。だから、石黒忠篤という戦前の農政の大御所はそれを強調したわけです。最後のスライドにありますけれども。そういうプライドを持てるような、農業を農業としてプライドを持てるような農業、それはゾーニングと規模拡大によってできるんだと。
 この法律でそこまでできるとは思いません。ゾーニングもちゃんとやらないだろうし、担い手への集積率というのはほとんど上がらないと思います。でも、フランスのように、フランス農政を本当はまねてほしいなというのが私の意見です。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 山下一仁

speaker_id: 31525

日付: 2022-04-13

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会