山下一仁の発言 (農林水産委員会)

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○山下参考人 戦前の食管制度を利用して、食管法を利用して、事実上の農地改革を先取りしたような改革を行った、地主制度を解体した、あのときは、農林省自体が小さな、世帯としてそんなにがたいの大きな省庁ではなかったと思うんですね。ただし、農林水産行政全体を見渡せるようなすごい人材がきら星のごとくいたんですね。だから、タコつぼ化にはならなかったわけです。
 だから、そういうふうなことを見渡せるような人材が残念ながら今の農林水産省にはいないのかなと。はっきり言って、後輩もいますけれども、残念ながらそんな感じを受けます。
 あのときは、先ほど言った東畑四郎だけじゃなくて、第二次農地改革をやった和田博雄とか、それから、政治家の人も重要だったです。農地改革は、松村謙三という人が大臣になって、これから農地改革をやるんだぞと言わなければ、農地改革はできなかったんです。政治家の物すごくイニシアチブが強かったわけですね。だから、そういうふうな政治と官僚の一体性、これが重要だと思います。
 それから、先ほどの中山間の直接支払い、お褒めいただいてありがたいと思うんですけれども、あれをちょっと付言させていただきますと、あのとき、一つよかったのは、制度をつくって、このお金をもらって、あなた方、何をやってもいいですよと言ったんです。ハワイに旅行に行ってもいいし、加工施設を造ってもいいし、簡易な圃場整備をやってもいいし、何に使ってもいいよと思って言ったんです。そうすると、みんな考えたんです。集落の人が考えたんです。じゃ、何をしたら集落を活性化できるかということを一生懸命考えたわけですね。
 そういうふうな制度のつくり方、それも、私がつくってもう二十数年になりましたけれども、その制度づくりのやり方も、まあ、中山間の直接支払いを自慢するわけじゃないんですけれども、ちょっと勉強していただきたいなと思います。
 そういう意味で、残念ながら、今の農林水産省にはそういう総合性が欠けてきたなというふうに思います。
 それから、最後に一点。
 中間管理機構が、一回、集積率が上がったことがあるんです。導入してちょっとしてから、低調だったのが、上がったときがあるんです、集積率。それはなぜかというと、そのとき米価が下がったんです。米価が下がると、出てくるんです。中間管理機構の集積率も上がると思っています。この因果関係はあると思います。

発言情報

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発言者: 山下一仁

speaker_id: 31525

日付: 2022-04-13

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会