亀岡偉民の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○亀岡委員 おはようございます。自由民主党の亀岡偉民です。
 今日は、二年間の新型コロナワクチン、治療薬開発の成果と今後の取組を中心に聞いていきたいと思います。
 新型コロナ感染から二年余りが過ぎようとしていますが、ようやく昨年、ちょっと収束を迎え始めたかなと思ったときに、オミクロン株で今大変な状況になっております。今では十六の都県に対して蔓延防止重点措置が取られておりますし、さらには十八の道府県も適用されている状況になっております。これは一番大事な、また新たな取組をしなきゃいけないというときを迎えているのかもしれません。
 実は、二年前に私は文科省におりましたけれども、そのときに、いろいろ、この国だとあっという間に対応できるのかと思っておりましたら、意外と、びっくりしたのは、どんなに早くワクチン開発を頑張ってしたとしても、五年はかかる、最短でも三年以上かかると。えっと思ったんですね。まさか、このすばらしい我が国で研究開発をたくさんしているものが、そんなにすぐできないんだろうかと疑問に思ったことがございます。
 ただ、今日お配りした資料一を見ていただければ分かるんですけれども、これまで、我が国においても、新型コロナ対策として政府が各種の迅速な対応を図ってきたことは間違いありません。国民の不安を和らげ、日常を取り戻すために一番求められているのは、まさにワクチンと治療薬の開発、そして実用化であります。
 政府としても、ワクチン、治療薬等の開発支援に全力を挙げて取り組んでおり、日本医療研究開発機構、AMEDでありますけれども、ここで千五百億円余りの予算をつけ、四百に上がるチームに予算を投じてこられました。
 その中でも、これまでに行われた研究の主な成果としては、診断薬や検査法などの開発で四十二の課題、これを支援し、ウイルスの検出や重症化予測のためのキット等が十種類実用化されてきております。また、機器やシステム開発の課題も五十二あり、そのうち一番有名なのが人工呼吸器の開発で、非常に役に立っているということであります。
 また、治療薬についても、五十の研究課題を支援しており、いまだ承認されたものはないですが、十四課題が臨床試験に入っています。その他、基礎研究段階でありますけれども、全く新しい作用機序の治療薬に向けた創薬も支援しています。
 ワクチン開発については、海外企業のメッセンジャーRNAワクチンの臨床試験を支援し、日本ではこれは作っておりませんけれども、特例承認に結びつけて結果を出しております。現在も、国内の製薬企業が進める複数のワクチンの開発を支援しており、中には最終臨床試験に進んだものも出てきております。着実に成果は上がっているとは私は考えております。
 一方、ワクチンについては、開発に成功した後、全ての国民に供給をすることができるようにすることが不可欠だと思っています。ワクチンを作れても、それを全国民に供給できる、それだけの製造能力がなければ役に立たない。これもしっかりと政府は、表に書いてあるとおり、一千三百七十七億円投じているところであり、これもしっかりと期待できるかなと考えております。
 このように、ワクチン、治療薬等の開発や製造設備の整備には二年余りでたくさんの支援を行ってきており、一定の成果は上がっていると思っております。ただ、総理も分かっているとおり、残念ながら、国内で作られたものではない。いずれも海外で開発されたものであり、国産のワクチン、治療薬として実用化にゴールインしたものはまだない。さらには強力な支援を行っていく必要があるというふうに考えております。
 政府としても、いろいろ考えて取り組まれているのは間違いありません。今回、ワクチンの開発・生産体制強化戦略を閣議決定し、関係閣僚で、十二月に決定された補正予算の中では、AMEDの中に先進的研究開発戦略センター、これをつくって、しっかりと司令塔としてファンディングを行うために一千五百億円と、ワクチンとバイオ医療研究、デュアルユース設備を整備するために二千三百億円、合計五千億円を予算を計上したというのは、これは立派なことだと思っています。
 ただ、私もちょっとここまでで思うのは、役人の皆さんはすばらしい、研究者の皆さんと並走していろいろやられているんですが、それが研究開発のためだけではなくて、早く国民に資するもの、そして国民の健康を守るものにしていかなければいけない。それが、どうしてもなかなか結果に結びついていない。
 私、ここで一番大切に思うのは、もう一回ここで政治家がしっかりと、官僚を含めて研究者の皆さんと寄り添いながら、司令塔としての機能をしっかり果たしていく。役人は一年、二年で替わっていくこともあります。研究者の皆さんはずっとやってきています。それらと寄り添いながら、政治家がしっかりとその司令塔として機能を果たしながら引っ張っていかないと、結果に結びついていかないんじゃないか。日本で一番弱いところはそこじゃないかと思っているんですね。もしもっと早く日本の技術があったら、研究者の能力があったら、できているんじゃないだろうかと思っていますので、これからが一番大事なところだろう。
 予算はついた、さあ、これからどうやってしっかりと成果を出していくんだという意味では、強いリーダーシップが求められていくと思いますので、総理のこれからの取組と決意のほどを聞かせていただければと思っています。お願いします。

発言情報

speech_id: 120805261X00420220126_016

発言者: 亀岡偉民

speaker_id: 7251

日付: 2022-01-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会