中谷真一の発言 (予算委員会)
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○中谷(真)委員 自民党の中谷真一です。
私、初めての予算委員会での質問でございまして、本日機会をいただきました委員長、また理事の皆様、また委員の皆様に心から感謝を申し上げたいというところであります。
時間もございませんので、早速質問に移りたいというふうに思います。
私、元陸上自衛官でございます。学校を合わせますと十四年間、自衛官として奉職をいたしました。安全保障の現場にいたわけでありますが、十年前、私は自衛官を退職いたしまして、そして政治を志したわけであります。
この理由は、何といっても、このままではこの日本国を守ることができないということを現場で感じたわけであります。そして、それはどのように、何を改善しなければいけないかということを考えましたところ、政治だということを強く思いまして、ふるさとに帰り、選挙に出ました。そして、今現在に至るわけであります。
そのとき、十年前、この日本を取り巻く安全保障環境の厳しさを感じていたわけでありますが、今は更にその厳しさが増しているという認識であります。この状況において、今まさに様々な判断をし、その政策を前に進めていかなければ、この日本を守ることはできないというふうに考えている一人であります。
まずは、その中でも今最もホットな台湾について質問をさせていただきます。
この台湾でありますが、私は今日、地図を準備いたしました。下の方の地図を見ていただきたいんです。日本は緑、そして台湾は黄色に塗っております。そして、中国を赤で塗っております。
この台湾、日本にとって極めて重要な位置にあるということを申し上げたいわけであります。中国がまさに太平洋に出ようとするのを邪魔するかのように日本列島と台湾があるという見方ができます。台湾がもしここで赤色になりますとどうなるかというと、太平洋に出れないということで日本海又は南シナ海に抑えられていた中国の力が太平洋に一気に出てきて、そして大きなスペースを中国に与えることになります。そう考えますと、まさに、台湾を失うことは日本にとって極めて死活的な状況を生み出すというところでございまして、台湾の重要性というのは、まさに日本の安全保障上、極めて重要であります。
この台湾に対してでありますが、フィリップ・デービッドソン前インド太平洋軍司令官が言っているわけでありますが、台湾有事は六年以内に起こるということを言い始めています。これは、習近平の権力維持のためということを理由としているわけであります。
また、邱国防部長、これは台湾の国防大臣に当たるわけでありますけれども、この国防大臣は、二〇二五年以降、中国軍が全面的な台湾侵攻ができる能力を持つということを言っております。
これらの状況からして、非常に、中国は台湾に対して、台湾を手中にできるだけの能力を持ってくる、またその意図があるということを明らかにしてきているわけであります。
これをしっかりと守っていかなければいけないというふうに思っているところでありまして、じゃ、台湾に対してどのようなことが考えられるのかというところでありますが、私はまさに、ロシアがクリミアを取った、あのような、いわゆる政治と軍事を織り交ぜたようなハイブリッド戦をしかけてくるだろうと。まず、政治的に国内をそのように陽動、クリミアに対しては、ロシアでもいいじゃないかということを陽動して、そして軍事的圧力をかけ、そして、あのときは住民投票を行ったわけでありますが、住民投票の結果、ロシアに編入されるというようなことを行ったわけであります。
今、中国は台湾に対して、孤立をさせようということで、様々なことを国際社会に対して行っているところであります。私はやはり、台湾を政治的に孤立させてはいけないというふうに思っております。
また、台湾有事を想定した場合に、バイデン大統領は、台湾有事に対してコミットするということを強く言っているわけであります。
もし台湾有事になった場合、一番最悪の状況は、台湾への上陸侵攻を行うわけでありますが、そのときに米軍がこれに対してコミットした場合に、沖縄から米海兵隊を始めとする米軍が出ていくわけでありますが、じゃ、これに対して日本がどのような立場を取るのか。支援しないという形を取ったならば日米同盟はどうなるのか。こういったことも考えますと、私はやはり、台湾有事において、中国の脅しにひるまず、日米同盟を堅持し、これに対応していくんだということを政治的に発信することも極めて大事だというふうに考えているところであります。
私は、先ほど申し上げたとおり、台湾の孤立化をさせないために、まずは日本政府といたしまして、やはり蔡政権と、蔡政権はまさに大陸から距離を取るという姿勢を取っておりますから、蔡政権との距離を縮める。そういった意味では、外交レベルを上げるべきだと。今、政府高官は一切外交を行っていないわけでありまして、外交レベルを上げるためには、政府高官をしっかり派遣をして、そして様々な議論、様々な政策を前に進めるべきというふうに考えております。
また、先ほど申し上げたとおり、日米同盟を堅持する、そしてこの台湾有事に当たっていくんだということを、私は、政府として発信する、中国の脅しにひるまず発信するということが極めて大事というふうに考えております。
総理の御見解をお伺いします。