林芳正の発言 (予算委員会)
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○林国務大臣 世界の記憶については、我が国が今委員おっしゃいましたように制度改革を主導した結果、昨年四月でございますが、ユネスコ加盟国による異議申立て制度というものが導入されまして、異議申立てが行われた場合には、関係国間の対話で解決するまでは登録手続が進まない、こういう制度になっております。
これに対しまして、世界遺産の登録でございますが、世界遺産条約の締約国のうち二十一か国から成る世界遺産委員会で決議をされます。同委員会における世界遺産の登録は、投票に至る場合には三分の二の多数決による意思決定が行われますが、実務上は、コンセンサスによる意思決定を基本とする運用となっております。
こうしたことで、委員おっしゃったように、世界の記憶と世界文化遺産の登録手続は異なるものでありますが、昨年の四月に、世界の記憶の制度改革、先ほど申し上げましたように、実現しましたが、その後には、今度は世界遺産委員会においても、二〇二一年の七月でございますが、推薦書の提出前に締約国は建設的な対話により他の締約国が懸念し得る潜在的な問題を可能な限り回避することが推奨されると、これは作業指針に定められたところでございます。すなわち、我々の改革努力によりまして、ユネスコでは、関係国間の合意を重視するという原則が浸透し、確立されてきておるところでございます。
いずれにいたしましても、政府としては、この佐渡の金山の登録実現に向けて、何が最も効果的かという観点から総合的に検討を進めたいと考えております。