尾身朝子の発言 (予算委員会)
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○尾身委員 自由民主党の尾身朝子です。
予算委員会にて質問する機会をいただき、ありがとうございます。
本日の集中審議の議題でもある統計は、過去から未来を見詰める指標であり、恣意的な操作をすれば、たちまち本質を見誤ってしまいます。科学の世界ではエビデンス・ベースト・サイエンスと言っていますが、エビデンス、すなわち統計を含む根拠は正確でなくてはなりません。
初めに、科学技術、イノベーションの推進について質問いたします。
私は、資源に乏しく、少子高齢化社会が顕在化する日本において、国力を維持し、世界で輝く国であり続けるためには、科学技術の力が不可欠であると確信しています。岸田総理には、施政方針演説の中で科学技術立国を成長の柱として掲げていただき、大変心強い限りです。
このパネルは、まさに三年前、この予算委員会で私がお示ししたものに三年分の変化を加えたものです。
三年前に、私は、研究開発費の総額では米国には遠く及ばず、中国にも二・四五倍の差をつけられ、大変なことになると発言いたしました。当時の安倍総理からも、死活的な問題であり、科学技術立国の実現に向けて全力で取り組んでいくとの御答弁をいただきました。
しかしながら、三年が経過し、今や、中国との差は三・〇三倍と更に大きく水を空けられてしまいました。引用論文数などでも、更に差は拡大しています。
政府は第六期基本計画で投資目標を三十兆円に増やしていますが、国際競争は想像以上に熾烈であり、中国や米国がしのぎを削って、成長の源である科学技術、イノベーションに加速度的に投資しています。米国は、大統領の強いリーダーシップにより、世界の最先端を維持するため、更に巨額の投資を行っています。日本でも、総理のリーダーシップで思い切った資金を確保した上で大胆な政策を行っていかないと、国際競争についていけなくなっているという現実を我が国も直視しなければなりません。
ここで、科学技術政策担当大臣も歴任され、科学技術立国を掲げる岸田総理にお伺いします。
熾烈な国際競争に打ちかつべく、大胆な研究開発投資を実現していただけないでしょうか。