尾身茂の発言 (予算委員会)
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○尾身参考人 私は、今、我々日本の社会が直面している課題の中で最も重要なものの一つは、高齢者を中心に重症者が、今委員おっしゃるように増えていて、死亡者も少しずつ増えているということだと思います。
今回のいわゆる第六波の特徴、いろいろ特徴がありますけれども、最も重要な特徴の一つは、感染者がコロナの感染自体で症状が重篤化するというよりも、身体的に脆弱で介護などが必要な高齢者が、この感染を契機に持病が悪化し入院するということが非常に多くなっています。しかも、こうした身体的に脆弱な高齢者、特に七十歳以上の感染の多くが高齢施設とか療養施設で起きているということが大体分かっています。こうしたことから、一部の自治体では、高齢者の感染を全て入院させることが難しくなっています。
したがって、高齢者施設などの感染対策が徹底されないと、しばらくは重症者数の増加というのが続く可能性があると思います。
したがって、そうした状況を防ぐためには、高齢者施設の感染対策というのはなかなか施設の人だけではできませんから、それを支えるサポートというものが、周りの医療機関、地域の連携というのが今非常に重要な局面になっていると思います。