武見敬三の発言 (外交防衛委員会)

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○武見敬三君 現状で、とにかく今後、例えばアジアで中国などがこうした現状を変更するためにその軍事力を行使するというようなことがないようにしておかなければなりません。
 そのための今一番私たちがしなければならないのは、ウクライナの人たちやウクライナ軍に対する支援であります。そして、彼らが自らの独立をしっかりと守ることができるように支援する。そして、より長期間彼らが軍事的に圧倒的なロシア軍に対してしっかりと抵抗し続けることができるようにすること、すなわち、でき得る限り彼らが負けないようにすることであります。このことが、こうした今後国際社会の中で軍事力を行使しづらくする一つの重要な歴史の転換点になると思います。
 したがって、それはまさに我が国の安全保障にもろ関わってくる問題でありますので、ここは私は、覚悟の決め方であり勝負どころだろうと思います。
 そして、これらの措置というのは、制裁措置と併せて、必ず我が国にも様々なネガティブな要素が跳ね返ってくることは明らかであります。しかし、こうした状況下において我が国の経済やあるいはロシアとの二国間関係に厳しい状況が起きるとしても、ここはかなり相当覚悟して今回のウクライナのロシア侵略というものを、誤った行為であり、そして、それは外交的にも軍事的にも理に合わないことだということをしっかりと知らしめること、これは最も我が国の今安全保障上の優先課題になってきたというふうに思います。
 そこで、さらに、今度はもう一つ、新しい局面の御質問をさせていただきたいと思います。
 国連などを舞台にしたマルチ外交の分野、これ重要なことは、ここで改めて、現状を変更するに際して軍事力を行使することを難しくするために、この国連などの舞台が実は改めて非常に重要になってきました。先ほど申し上げた国際世論というものをある程度制度化して、国際舞台の中に持ち込む場所にもなるわけであります。
 そういう中で、先ほどから話題になっていますように、安保理での多数の支持を踏まえて、四十年ぶりに国連の緊急特別総会が開かれました。このロシアのウクライナ侵略を非難して、即時の撤退を求める決議案が、百四十一の圧倒的多数の賛成、そして反対は五、棄権は三十五であります。安保理と異なって加盟国に対する強制力はありませんけれども、この自由と民主主義の価値を高めて、軍事力の行使をしづらい仕組みをつくる第一歩になっていると私は思います。
 我が国は、長年取り組んでおります国連改革、この視点からもこうした国際安全保障というものを強化する具体策を我が国として検討をし、そして、この国連改革という視点からもこの問題に取り組むことが新たに必要になってきたというふうに考えますが、外務大臣の御所見を伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 武見敬三

speaker_id: 849

日付: 2022-03-08

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会