武見敬三の発言 (外交防衛委員会)
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○武見敬三君 是非、紙に書いて出すだけでは意味がありませんので、しっかりと具体的にフォローアップする外交を展開していただけることを切に望みます。
その上で、この人間の安全保障に基づく我が国の保健外交、すなわちこの人間の安全保障の政策目的は、さっき申し上げたように、できるだけ有意義な人生を営むことができるようにその選択肢を広げることです。それによって、教育であるとかボケーショナルトレーニングだとか、あるいはビジネス、こういったものも含めてその選択肢をどんどん広げていく支援をしなきゃいかぬ。
そのときに、実際にもし健康というのを損なわれてしまいますと、あらゆるそういう選択肢が全部損なわれてしまいます。しかし他方で、健康だけでは有意義な人生は営めません。したがって、ある必須条件として、この健康というのはこの人間の安全保障の考え方の一つの骨格を形成するというふうにアマティア・センさんは説明していました。改めて、私は卓見だと思います。
したがって、この人間の安全保障に基づく我が国の保健外交というのは、それを具体的に展開するそういう場として本当に重要になっている。これをバイとマルチの文脈で戦略的に展開するということを我が国は考えなきゃいけない。特に、このコロナ禍、しっかりとその後の新たなこのグローバルヘルスの分野におけるガバナンスをどう再構築していくかなど、我が国が働くべき役割はもう山ほどあります。
そういった中で、そういった体制を整える一つの重要な仕組みというのが、このWHOのユニバーサル・ヘルス・カバレッジのセンターを我が国に招致をして、これによってバイとマルチのこの外交の枠組みというものを形でつくっていくこと、これが言わばミドルパワーとしての日本の新たなこの外交の基盤にも私はなっていくというふうに考えます。
したがって、この点についての御所見を外務大臣、それからまたWHOと連携しております厚生労働省、そしてまた世界銀行と連携しております財務省からそれぞれ御所見を伺っておきたいと思います。