山下紀明の発言 (環境委員会)

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○参考人(山下紀明君) 御質問ありがとうございます。
 原子力については、今EUのタクソノミー等でも環境に資する技術というふうに分類されましたけれども、あれはどちらかというと、EUの中でもやはり原発に既に依存してしまっている国、それが強力に押し込んだという面もありますので、そういった点と、あと、原子力が高くなっているという事実ですね。再エネは安くなっている、これからも安くなる、例えば太陽光と蓄電池合わせても普通の電気より安くなる時代ってもう海外で来ているところもあるわけですね。原子力はそんなに数が出ませんから、一個一個が、しかも工期が長くなって、技術、安全対策もやらないといけないので高くなっていくという点を考えると、経済的にマーケットとしてそんなに必要になるところがどれぐらいあるのかというふうに、先行きですね、非常に難しいんじゃないかなと思っているところです。
 もちろん、政策的に進める国はあるでしょうし、既に依存しているところが続けることはあるでしょうけれども、少なくとも新規の立地という点に関しては、日本で、合意形成も含めても、価格優位性を考えても、一体本当に原子力、電力会社もやりたいのかどうか、そういう点で疑問符が付くふうになっていると思っています。
 電力の安定供給の点でいうと、ドイツの事例ばかり出して恐縮ですが、再エネを最も優先して、残りの需要と再エネの間の残余需要というのをいかに柔軟に供給するかというフレキシビリティーというのが最も重要で、ベースロードという概念は存在しないわけですね、既に。そういう点で考えても、ベースロードには原子力だという議論はちょっと古い議論になってきていると思っています。
 以上です。

発言情報

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発言者: 山下紀明

speaker_id: 8767

日付: 2022-05-19

院: 参議院

会議名: 環境委員会