平野正雄の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(平野正雄君) 御質問ありがとうございます。
まさに、これも先ほど申し上げたことの繰り返しになりますけれども、企業の投資の間尺からいくと、長期といっても十年ぐらいなんです。彼らはやはりその中から、当然ですけれども、資本コストを上回るリターンを追求するということの合理性を求められている。これはこれで重要な、企業改革としては重要なことなんです。
そうすると、このように十年を超えるような長期の例えば資源開発を行う、あるいは長期の購入契約を行っていくということになると、企業の経営判断の間尺と合わなくなってくるという部分があります。別の言い方をすると、今盛んに言われるような表現として座礁資産化ということがあります。つまり、積極投資をして開発をしたんですけれども、需要がそのときにはもう減っていて、なくなってしまうと座礁資産化してしまうと。これは非常に大きなリスクで、個々の、要するに市場に任せておくと進んでいかない部分だというふうに認識をしています。そういうところに対して公的な補助、リスクマネーを提供することによって、超長期の言ってみれば投資のインセンティブを渡していくということも重要だと思います。
それから、先ほど申し上げましたように、そこで精製されたLNGだったらLNGというのを、自国内の使用というのは、もうこの脱炭素化の流れとそれから経済発展のペースからいって、徐々に日本は実は減ってきます。そういう中において、余剰部分を活用できるような天然ガスの市場というのはこれまだございません。こういうものを開発をしていくことによって、実は今度は企業が長期投資の経済合理性も見出していくということになりますので、補助金だけではなく、そういう外交的な取組、制度的な取組もセットでやっていくということが重要だと認識しています。