平野正雄の発言 (経済産業委員会)

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○参考人(平野正雄君) おっしゃるように、今回のウクライナ危機というのは、長期的にもありますけれども、短期的には非常に差し迫った危機的な状況というのを招いていることは間違いないと思います。特にそれは、先ほど申し上げたように、ガスにおいて顕著だと思っています。
 一番その差し迫っているものというのは例のサハリン2ということで、日本の依存度というのは、サハリン2に関してはたしか三%、四%、ロシアの天然ガスが九%ぐらいで、電力に回っているのが六パーぐらいでしたか、ちょっとこの数字あやふやでございますけれども。したがって、これが途絶するということは、政治的、ロシアの判断においても起きるわけです。
 例えば、御案内のように、先月、突然ブルガリアとポーランド向けにガスの供給をロシアが止めると、それをほかの欧州の国が支援するという、こういうことがありました。そこでのやはり我々にとっての重要な示唆というのは、そのためのもう対応のシナリオを考えていくという意味においては、自国でできることというのは、ほかの熱源、ほかの電力源というものをどういうふうに活用していくのかということがあります。
 そういう意味におきましては、先ほど来問題になっている例えば石炭火力ということに関しては、私も超長期においてこの石炭火力が温存されていくということは望ましいとは思いませんけれども、短期的には活用していく、したがってその設備を温存していくということも一定量必要だという認識があります。
 それからもう一つは、さっきの欧州の例でいきましたけれども、消費量がそんな多い国ではないということもありますけれども、ポーランドやルーマニアが難を逃れたというのは他国との連携があるからだと思います。そういう意味におきましては、友好国との関係、米国は今や天然ガスの輸出国でありますけれども、こうしたところとの連携で融通し合うという、こういう関係性というのをやはり常に大事にしていくということが日本の安全保障上、エネルギーの安全保障上も極めて重要で、これは短期にも中長期にも効くことだというふうに認識しています。
 以上です。

発言情報

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発言者: 平野正雄

speaker_id: 1454

日付: 2022-05-11

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会