宇都隆史の発言 (決算委員会)

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○宇都隆史君 皆さん、おはようございます。自由民主党の宇都隆史です。
 決算委員会……(発言する者あり)あっ、こんにちはですね、失礼しました。何か業界人みたいで失礼いたしました。大切なこの決算委員会で質問の時間いただけましたこと、委員長始め委員の皆様に御礼を申し上げます。
 二月の二十四日以降、ロシアのウクライナ侵略が起こり、世界中がこれに早く終息を願いつつ、また同時に、日本の国内においては、我々の防衛はこれで本当に大丈夫なんだろうかという、そうした国民の機運も高まりを見せている昨今でございます。
 今日は令和二年度の決算審議ということでありますけれども、また時宜を得て、今、政府におかれましてはいわゆる政府の防衛戦略三文書というものの改定作業、年末までに行っていますが、ある意味、我が国の外交と防衛の総点検、そして、至らない部分については、きちんとこれをあらゆる選択肢を排除せずに議論をするということで前に進めている状況かと思います。
 今日は、そういった観点も踏まえながら、決算審議の時間も借りまして、少しそれを大きめに、拡大に視点としては捉えながら、我が国の防衛、特に予算の部分についての問題点というところで政府側と質問を、意見交換を交わしてみたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 質問の順番を、ちょっと予算の方から先に入りたいと思いますので、防衛省側、御準備よろしくお願いします。
 まず、予算、決算に絡めた話なんですが、委員の皆様方にもお手元に資料お配りをしております。防衛関係費の構造というA4一枚ぺらで、これはいわゆる防衛省の方が防衛白書の資料として常に付け加えてくださっている見やすい資料なんですが、これを基にちょっとお話をしてみたいと思います。
 防衛費の特徴というのは、皆様、委員の先生方も御存じのとおり、ほかの省庁とは違うわけですね。単年度で積み上げたものを年度内に全て消化をして、原則としては年度繰越しを許さないと、それが一般的な予算、予算法上の仕組みになっているわけですけれども、防衛省はそうではなくて、基本的に予算の年度繰越しというのが多数の部分を占めているという部分がございます。
 この表を見ていただいて、ちょっと見ていただきたいんですが、これは令和四年度の先日成立した予算のものなんですけれども、総額で、一番上に書いていますように、五兆一千七百八十八億円と。一番上のその内訳で青色の部分というのは実は人件・糧食費といいまして、隊員の給料、退職金、そして食事代に充てられる、これが二兆円を超えているわけですね、四〇%近く。固定費です。これは、いわゆる約二十四万人という自衛隊員を抱えているわけですから、ほかの省庁に比べると物すごくここはウエートが重くのしかかってくる部分になるわけです。
 真ん中のピンク色でレイヤー状になっているところ、これの総額が約また二兆円ですね、一兆九千六百五十一億円あるんですが、これがいわゆる防衛費の特徴、歳出化経費と呼ばれるものです。まあ平たく言えばリボ払い、ローンですね。この横の軸を見ていただけると分かるんですが、ここにのっかってきている経費というのは、昨年度、その前の年度、前の年度と、最大今九年前まで遡れるわけですよね。そのときに契約した部分の、令和四年になったら払ってくださいよと言われるいわゆるリボ払い分がのってきているわけなんです。これも固定経費です。これが大体四〇%近くあるわけですね。
 そうすると、今年新規に新しい契約をする、例えば、もうミサイルが足りなかったから購入しようと、あるいは弾薬も足しておこうと、あるいは今年一年間で使う油代だと、演習、災害派遣に使うのも活動経費としてこれぐらいのっけておかなきゃいけない、その予算の総額たるや、一番下のオレンジなんですね。たった一兆円で我が国の防衛は年間を賄っている。ここがやはり足りな過ぎるんではないかというところが、我々自民党としても昨年の衆議院選挙の公約に訴えた対GDP比二%、これでは足りませんよというところの内訳になるわけです。
 こうしていくと、今度はこの表の右側の赤い部分を見てください。これが新規後年度負担といいまして、今年頭金として契約したんだけれども、来年度以降のリボ払いとして、まあローンとしてですね、予算を縛ってくる部分、それがもう二兆四千億に膨らんでいるわけですよね。
 つまり、防衛費というのは年々年々増額をしているように見えるんですが、実はこの固定費がかさんでくるものですから上がっていかざるを得ない、つまりオレンジの部分をきっちり確保できないわけですから上がっていかざるを得ないという、そういう構造的な問題を抱えているわけなんです。
 政府としては、ではこの課題をどうやって解決するのかという方向性として二つの方向を示しています。一つは、この国庫債務負担行為、つまり何年払いのローンをするのかというのをエキスパンド、引き延ばすわけですよね。引き延ばすということをすれば毎年毎年の払いの額というのは小さくなりますから、それで一つは対応しようと。もう一つは、この赤色で示した新規後年度負担総額、これをシーリングをはめちゃって、これ以上はお支払いしませんよというのを中期防、五年間の中でシーリングを掛けちゃおうと、こういうやり方をしているわけです。
 ところが、それは本当に実効性が伴うんですかと、問題の本質を履き間違えているんではないですかというのが私の今回の質問の本旨です。
 まずは、参考人に一つ目お聞きをします。
 二〇一九年に、防衛調達特措法改正で、これまで五年間の国庫債務負担行為が最高と言われていたのから、原則としては五年なんですけど、場合によっては十国と言われる十年間のいわゆるこの国庫債務負担行為ができるようになりました。つまり、今年の新規契約で十年後の予算まで縛れることになったわけですよね。これについて、まあ利点もあるかもしれませんが、問題意識、これをどのように捉えていますか。

発言情報

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発言者: 宇都隆史

speaker_id: 26022

日付: 2022-04-18

院: 参議院

会議名: 決算委員会