宇都隆史の発言 (決算委員会)

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○宇都隆史君 つまり、五年間で認められた総額があって、四年目までの本年度までは予算を成立した。じゃ、残り、認められる残りの残額は幾らだったかというと、三兆ちょっとしかないわけでしょう。来年、防衛予算組めないじゃないですか、そうしたら。
 こういう実態がやっぱりあるんですよ。なので、実は防衛関係者は、来年度本当にどうするんだ、これと、もう固定費だけで予算埋まっちまうぞと冷や冷やしていたら、この三文書を改定するというのでほっとして、じゃ、どうするんだと、来年からということが実態ですよね。なかなか防衛省からは言えないと思いますけれども。
 だから、実は本当にやらなきゃいけないのは、そのシーリングを決めるとか国庫債務負担行為の期間を延ばして一年度一年度払う固定経費を薄めるとかじゃなくて、本予算の額を上げなかったらこの構造的な問題というのは変わらぬじゃないですか。だから、我々は党としても、防衛費をきちんと増額する、二%近く増額していかなかったら絶対にこの問題点というのは解決しませんよということをお話ししているんですよね。
 ところが、今回成立した令和四年度予算も、何ですか、防衛力強化パッケージでしたっけ、つまり、国民に説明をしている仕方としては、昨年度の補正予算と今年の本年度予算を合わせて過去最大の総額ですよ、いい予算組めましたよなんてことを言っているんですよね。
 補正なんてそもそも入れるべきじゃないじゃないですか、財政上から考えたら。必要な経費というのは基本的には本予算に盛り込んで、そして、いわゆる元々計画になかったような緊急に必要となった部分を補正で組むというのが財政上の理念でしょう。なのにもかかわらず、これ財務省も良くないんですけど、今日財務省呼べないからしようがないんですけど、まあ副大臣来られているから聞いておいてくださいよ。財務省も良くないんですけれども、結局、本予算には付けずに補正で、からくりでうまくそっちで取ってくれと、そうすると全体の防衛費が伸びたようには見えないからという、こういうことをやっているわけですよね。
 ところが、補正で取ってしまったら、この補正で取った装備品の維持経費、整備に係るものというのは後から本予算にのってこないじゃないですか。だからやっぱり苦労するわけでしょう。だから昔は絶対に補正予算の中では正面装備品というのを購入させなかったわけじゃないですか。要求しても絶対認められなかった。
 ところが、このからくりで認めるようになっているのに味をしめちゃって、防衛省側が、一体となった予算ですよ、すばらしいでしょうなんということは言っちゃいけないんですよ、本来であれば。何でこんなところで取らなきゃいけないんだと、おかしいと、ただ背に腹は代えられぬと言うのはいいけれども、自分たちがこれどうでございますかみたいなことは絶対言っちゃいけないと思います。
 最後でございますけど、この予算の項目の中で最後の質問ですが、やっぱり必要なのは本予算できちんとした額を取っていかなきゃいけないんですよね。しかしながら、今、党の中でも議論していますけれども、対GDP比の二%ありきではないんだと、きちんと必要なものを積み上げた結果であるべきなんだという議論も確かに出てきます。
 ところがです、仕組み上、五年間の総額が決められちゃうじゃないですか、中期防で。例えば、今回の現中期防においては総額二十四兆と決まっているわけでしょう、二十七兆でしたっけ、二十七兆か。で、五で割れば大体五兆幾らって年間のシーリングってもう出ちゃうんですよ。だから、純粋に積み上げて、六兆、七兆、八兆って本当に積み上げて認めてくれるかといったら、そんなことやっちゃったらまた四年目、五年目に予算組めないという話になるわけじゃないですか。
 そうすると、二%規模を念頭に置いた五年間の最大規模のシーリングというのをきちんと設定してもらわなければ、到底じゃないですけれども二%なんて絶対到達できないし、もっと言うと、二%ありきで私は言っているんじゃないですよ、この表にあるように、本当に欲しいのはこのオレンジの部分でしょう。このオレンジの部分、いわゆる固定経費じゃない部分というのが取れないんじゃないですかというのが私の問題認識です。
 最後、この点に関して感想、防衛大臣の方からお願いします。

発言情報

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発言者: 宇都隆史

speaker_id: 26022

日付: 2022-04-18

院: 参議院

会議名: 決算委員会