田中明彦の発言 (決算委員会)
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○参考人(田中明彦君) 大野先生、JICA海外協力隊への評価と御関心、誠に感謝申し上げたいと思います。
大野先生、ジブチに視察されたときに、お土産プロジェクトとか、それから日本の無償資金協力で整備されたフクザワ中学校というのがあるんですけれども、ここに先生御協力いただきまして本当にありがとうございます。国際協力の現場を御覧になっていただいて、共感し、後押ししてくださる先生がいらっしゃるということ、大変心強いと思っております。私も、前の在任期間中、世界各地で協力隊員との話合いを持って、活動現場を見て、いつも頼もしく感じていたところであります。
今後の展開なんですけれども、残念なことに、二〇二〇年三月に約二千人規模の協力隊は一斉帰国をしました。これを今、何とか早く現場に戻っていただきたいと。当然派遣先の感染状況とか医療体制とか治安状況等を見極めなければいけませんけれども、三月三十一日までの時点で、現在四十か国に四百四十六名を派遣いたしました。今後も、協力隊員の健康、安全に十分留意しながら、何とか二〇二三年度末には従前の二千人規模の派遣規模にしたいと思っております。
帰国後の進路、経験を生かすということは大変重要なことでございます。協力隊経験者というのは、異文化環境で鍛えられたグローバル人材というふうに言ってよいと思います。国内各地域の国際化や多文化共生の推進に貢献することができる貴重な存在であると思っております。JICAでも、この協力隊の皆さんのその後の進路について、最近では地方自治体でのOJTをやるようなグローカルプログラムというようなのを事前に行ったりすることで進んでおります。
それから、大野先生おっしゃっていただいた国際機関等での活躍のための帰ってきてからの大学院等への進学ですが、これも大変重要な御指摘だと思っておりまして、現在、内外の大学院への進学を志望する協力隊経験者を対象とした奨学金制度というのに予算措置をいたしまして、二〇二一年度が初年度なんですけれども、十一人にこの奨学金を給付したところでございます。
こうした支援を通じて、JICA海外協力隊経験者が帰国後も、国際機関、国際協力の現場や日本国内の国際化、多文化共生等の現場で貴重な戦力として日本社会に貢献できるように引き続き取り組んでまいりたいと思います。