田中明彦の発言 (決算委員会)

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○参考人(田中明彦君) この地球規模での新型コロナを封じ込めて安心、安全な暮らしを取り戻すためには、先進国だけでなく途上国における取組が不可欠でございます。
 JICAでは、JICA世界保健医療イニシアティブというのを二〇二〇年の七月からやっており、予防、警戒、治療の分野でかなり多くの国で行っております。感染症検査・研究施設整備、人材育成は二十八か国五十七か所、それから治療分野では四十二か国百七十八病院というようなところで支援を行っております。
 さらに、各国の新型コロナへの緊急対応として、長いんですけど、新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款というものを創設して、各国に資金を機動的に供給しております。この三月末時点で十四か国に三千七百九十五億円の借款契約を締結済みで、事前通報額まで含めると全体で約六千三百億円ぐらいになるという見通しでございます。
 このポストコロナの時代のJICAの役割でありますけれども、先ほど申し上げましたように、最も脆弱な地域の創造的復興、ビルド・バック・ベターというものの実現が大事だと認識しております。デジタル、科学技術、気候変動に関する開発協力を今後は重視して行ってまいりたいと思っております。
 日本はパンデミックにより海外との人的交流が制約されてきましたけれども、やはり人と人とのつながりを回復させていかなければいけないと思っております。JICAは、現実の人々に寄り添って開発協力を行い、日本とのつながりを回復、強化し、日本のプレゼンスを世界に示していく、世界中、特に開発途上国で、ああ日本が帰ってきたなと、ジャパン・イズ・バックという実感を与える先頭に立ってまいりたいというふうに思っております。このような人と人との強いつながりということが、私は日本の世界における影響力の源泉だと思っております。
 先ほど申し上げましたけど、私自身も積極的に世界中の現場に足を向けてまいりたいと思っております。そして、信頼で世界をつなぐというのがJICAのビジョンでございますので、これを組織一丸となって進めてまいりたいと思います。
 どうぞ御指導、御支援をお願い申し上げます。

発言情報

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発言者: 田中明彦

speaker_id: 9498

日付: 2022-04-18

院: 参議院

会議名: 決算委員会