井上智夫の発言 (決算委員会)
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○政府参考人(井上智夫君) 令和二年七月豪雨では、球磨川流域で五十名の尊い命が失われるなど、甚大な被害が発生しました。この災害を受けて、被災後に国と熊本県合同で検証を行ったところ、仮に川辺川ダムが整備されていた場合、人吉市街部周辺では、一部で球磨川本川の水位が堤防を越えるものの、浸水被害が約六割程度減少し、さらに、浸水深が家屋の二階の高さに相当する三メートルを超えることになる浸水面積が約九割程度減少するなどの大きな効果があったと推計しています。また、川辺川の流水型ダムに加えて河道掘削、遊水地なども併せて実施することで、人吉市街部では球磨川本川の水位が堤防天端を越えなくなると試算しています。本川の水位が下がることにより、人吉市内を流れる山田川などの支川の水位も低下し、支川からの氾濫の発生も防止又は軽減されます。
これらのことから、川辺川の流水型ダムなどの整備により浸水範囲が大きく減少するとともに、仮に氾濫が発生しても避難時間を稼ぐことも可能となり、人的被害の大きな軽減につながると考えられます。