新井誠の発言 (憲法審査会)

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○参考人(新井誠君) ありがとうございます。
 私は、両院制とは何かというふうなことを考えたときに、やはりまず、これよく言われることですけれども、いわゆる下院については一票の較差を厳格にというふうなことがよく言われるところであって、あとは上院の性格をどう位置付けるかというのが国によって違うんだというふうなことがあるかなと思っております。
 私は、日本ではそれが両方全国民代表となっておりまして、また投票価値の平等というのが重要だと言われているので、それを考えたときに投票の価値の平等というふうなものが全く、それ、当然ですけど、とても重要な価値であるというふうなことは否定はしないんだけれども、しかし、とにかくそこからこぼれ落ちる利益をどこかが拾わなくてよいのかというふうなことを考えたときに、上院の性格というふうなものを日本でも少し衆院とはたがえたりすることができるんではないかと、それは現行憲法解釈の中でもできるんではないかというふうなことをちょっと思っているところがあります。
 そのときに、最高裁も実は元々から言っているのは、投票価値の平等というふうなものをきちんと確保しながらも、それと調和的な要は制度をつくりなさいと、そのときに多様な価値なんかもきちんと拾えるようにというふうなことを言っているわけだから、これを一の方に行けば、それは全国民代表の正義が達成されるのかと言われると、私は最高裁がどう思うか、その他の方がどう思われるかというのはちょっと分からないけれども、私は何かそこはちょっと、全国民代表の理解の仕方というふうなことにやや違和感を私自身はちょっと覚えているところがございますという感じでございます。

発言情報

speech_id: 120814183X00620220608_075

発言者: 新井誠

speaker_id: 27960

日付: 2022-06-08

院: 参議院

会議名: 憲法審査会