上田健介の発言 (憲法審査会)

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○参考人(上田健介君) 私は、数字についてですけれども、まず最高裁の判例法理の理解として、最高裁は、まあ特に参議院について申せば、何倍だったらいいということを言ったことは一回もないんですね。ただ、その状況から見て我々は今三倍程度なんじゃないかというふうに推測をしているにすぎなくて、最高裁自身、これが、よく言えば最高裁賢明だと思うんですけれども、まあ悪く言えば逃げているという評価もできるんですが、何倍ということを最高裁が言ったことは一度もないということがまずあります。
 その上でですけれども、私自身は、先ほどの新井参考人と重なるんですけれども、やっぱり二院制ということの意味があると思います。第一院である衆議院については、私は投票価値の平等というのは、やはり民主的正統性大事だと考えるんですけれども、参議院はもちろん全国民の代表ですし、選挙で選ばれますので、その点もちろん重要な要素であることは間違いない。間違いないんですけれども、やはり何かそこは、何かなお衆議院とは違う要素が入り得る。
 現に、相当強いとはいえ、例えば予算等では完全に衆議院の優越が働くわけですし、やっぱりそこの評価もまた様々な評価ができると思うんですね。そんなに、やっぱりなお参議院は若干弱いんじゃないかという面が現行憲法でもあるわけですから、そこの評価によって実際どこぐらいまでの投票価値の平等が要請されるのかということは、ちょっとやっぱり論者によって幅があると。私は、若干緩めて考えていいんじゃないかなという立場でございます。
 以上です。

発言情報

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発言者: 上田健介

speaker_id: 14603

日付: 2022-06-08

院: 参議院

会議名: 憲法審査会