高橋勝浩の発言 (行政監視委員会)
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○参考人(高橋勝浩君) 今、事業別の予算、決算というお話がありましたけれども、稲城市では予算も決算も事業別になっておりまして、そういった意味では、その事業ごとの、業務ごとのコスト、掛かっているものは分かるわけでありますが、会計自体は現金会計、単式簿記でやっておりますから、フルコストにはなっていないと。予算、決算自体はフルコストになっておりませんけど、それを決算上は疑似的に財務諸表、複式簿記を使った形での財務諸表は作っておりますので、その事業別でのフルコストについては、今だんだん見えるようになってきたということでは、稲城市自体がやっている事務事業について、対議会に説明をしたり、その議会の議員さんがこれについての効果測定というのはそれを見ながら御審議いただいているわけでありますけれども、我々とすると、一番興味なのは、果たして我々がやっている仕事が本当に効率的なのかどうかというのは、稲城市の予算、決算だけ見ても分からないわけですね。
ですから、是非、他市との比較、規模の大きいところとか、あるいは同規模のところとか、あるいはもっと小さな規模の市と比べてどうなのか、効率的なのか、どうもコストが掛かり過ぎているのか、そういうことを知りたいわけで、徐々には比較検証が、単式簿記じゃなくてその複式簿記の考え方の財務諸表ができてきたので、その事業別のコスト計算書を見るとある程度見えてきたんですけれども、残念ながら、全国千七百四十あるその予算、決算、地方公共団体の予算、決算は統一の会計基準がないんですね。
ですから、何をもって事業別にするか、そこにどこまでを計上するかというのはまるっきりルールがないので、同じく図書館事業というのに対して稲城市はどれぐらいコストが掛かっているのか、一冊の貸出し当たり幾らコストが掛かっているかみたいなものはすぐ出るんだけれども、それを比較しようとして、まずそこまでの計算をしている団体がほぼ余りない、近所にもない。余り遠くのところと比較してもどうなのかな、あるいは規模が違ったりするので。
是非、会計基準を統一をして、全国津々浦々同じようなルールで予算、決算ができるといいな、それに基づいてコスト計算書ができるとかなりのものが見えてくると思うんですが、是非、それは我々単独の市ではできませんので、やっぱり総務省が音頭を取って統一の会計基準を作って、それに基づいてやるとかということが必要なのではないかな。それによって見えてくるものがかなりあるんだろうと思っています。
現状では、なかなかそれ自体を公表しているところが少ないということと、仮に公表していたとしても、その計上しているものの基が違ったりするので、かなり比較が難しい状況になっています。そんな状況です。