稲継裕昭の発言 (行政監視委員会)
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○参考人(稲継裕昭君) どうも御質問ありがとうございました。今の御指摘も非常に重要な点だと思います。
二〇二〇年十二月に出た自治体DX推進計画に基づいて、各自治体いろいろな推進計画作っておられます。そして、昨年の七月には自治体DX推進手順書というものが総務省の方から発出されています。ただ、ここで人材育成について触れておられるんですけれども、自治体のDX人材で、外部のCIO補佐官とかの登用について二十ページぐらい書いておられて、内部の職員の人材育成は二ページしか書いていないんですね。私、これ絶対おかしいと思っています。逆だと思うんですね。今御質問いただきましたように、内部の人材育成がとても重要なことだと考えております。
私、金沢市のDX推進会議というものにここ一年間携わってこさせていただきました。金沢市は職員二千人いるんですけれども、二千人全員をDX人材にするんだという、こういうことを市長トップダウンでやられておられます。二千人全員を毎年、二年間、関連する研修を必ず受けてもらう、そしてその二千人の中で百人デジタル推進リーダーというものをつくるということを宣言されて実際に取り組まれました。百人のうち二十人ずつ、これを五年間掛けてやるということをやられたんですけれども、その二十人にマイクロソフト社、それから地場のそういった情報システムの会社の研修を受けてもらう。二百時間受けさせたんですね、二十人に。五十時間の対面の研修と百五十時間のオンライン研修を受けさせました。
そこで彼らがどうなったかというと、十二月に成果発表会があって、我々DX推進会議のメンバーも一部を見させてもらったんですけれども、非常に驚くようなアプリの開発ですとかICTの活用が報告されていました。ある人事課の職員の人は、元々エクセル触ったことないという、そういうレベルの人だったんですけれども、半年の研修を受けて、彼はRPA、ロボティック・プロセス・オートメーションを使っていろんな処理をつくるようなソフトを開発していました。僅か半年の研修で、三十代ならできるんですね、私はもう無理かもしれませんけれども、若い人ならできるので、そういった人たちに人材、デジタル推進リーダーになっていただいて、彼らが牽引役になってどんどん引っ張ってもらうということを金沢市は始めておられます。
グループで作られたあるソフトウエアは、私の隣にマイクロソフト社の執行役員の方もメンバーでおられ、DX推進会議のメンバーでおられるんですけれども、彼女も、いや、これ民間に頼んだら二千万掛かりますよというようなものも、彼らがグループで、ほとんど経験のない人たちができるようになっているんですね。なので、外部に委託するだけを考えるのではなく、内部の人材をどうやって活用し育成するのかというのは、考えるのがとてもとても大事なことだと私も思います。
御質問ありがとうございました。